3R |
目標 |
進捗状況 |
Reduce リデュース (軽量化・薄肉化等) |
新たな技術開発などを行い、主な容器サイズ・用途に個別の目標を定め、指定PETボトル全体で10%の軽量化(2004年度比)を目指す。 |
- ●2011年度のボトル重量調査を、推進協議会を構成する5団体に行った結果、2004年度に比べ、主要な容器サイズ・用途別17種のうち16種で0.3 ~ 21%の軽量化が進み、10種で目標を達成した。削減効果量は2011年度で68.7千トン、10.5%を達成した。
(参考実績)2004年度以前の実績
2,000ml耐熱ボトル:過去20年間で26%軽量化 1,500耐熱ボトル:過去20年間で35%軽量化 500ml耐熱ボトル:過去8年間で19%軽量化
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Reuse リユース |
リユース領域に近い食品・飲料容器へのリサイクル(ボトルへの再生利用)に関する調査・研究の支援を行う。 |
- ●厚生労働省主催「食品用器具及び容器包装における再生プラスチック材料の使用に関する食品衛生指針」策定WGに参画した。2010年度から2回の審議会を経て、2011年度に上記指針の策定と安全性の照会制度が同省の方針として示された。
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Recycle リサイクル |
リサイクル率85%以上 (リサイクル率は回収・再資源化率を意味します。) |
- ●リサイクル率85.8%を達成した。
- ●使用済みPETボトルの輸出量については、財務省貿易統計値と推進協議会の調査から324千トンと推定した。
- ●事業系ボトル回収量の把握については2011年度におけるアンケート調査を拡充し、回収・再商品化事業者など701社から回答を得、183千トンを確認した。
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リサイクル容易性の向上 |
- ●キャップ、ラベルをできるだけ取り外し、簡易洗浄して分別排出することの啓発活動を行った。
- ●PETボトルの自主設計ガイドライン遵守徹底を目的に、着色などガイドライン不適合ボトルの調査を行い、問題のあった企業にはその遵守を要請した。
2011年度は、7社15種の輸入ミネラルウォーター・酒類で透明ボトルへの改善を行う旨の回答を得た。
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多様な回収方式の調査研究 |
- ●集団回収、店頭回収など、多様な回収方式の調査研究を行った。それぞれの回収形態の大きな共通課題が廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)にあることを確認した。
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上記以外の 主要な取り組み |
広報活動の推進 |
- ●年次報告書2011年度版を作成し、11月22日に記者発表を行い多数の新聞などに掲載され、高い関心と評価を受けた。
- ●広報誌RINGは「大切なPETボトルの継続的な国内循環」、「持続可能な資源循環型社会形成に向けて」をテーマに28、29号を発刊した。
- ●「エコプロダクツ2011」に出展し、情報提供および啓発活動を行った。
- ●市町村や各種展示会へ啓発ツールの提供などを行った。(36市町村・学校)
- ●ホームページは「見やすさ、使いやすさ」をポイントに全面刷新した。前年度比2倍のアクセス数があり、好評を得ている。
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調査・研究活動 |
- ●3R推進団体連絡会の一員として共同事業を実施した。
容器包装3R推進フォーラムを名古屋、3R連携市民セミナーを福岡で開催した。
- ●国際会議(中国、タイ、スイス)に出席し、最新の技術情報を収集するとともに、日本の優れたPETボトルリサイクル状況を講演し、容器包装リサイクル法と3R推進自主行動計画の有効性をアピールした。
- ●経済産業省試行事業「CFP(カーボンフットプリント)関連データ収集・整備事業、CO2換算量共通原単位データベース」にPETボトル用プリフォーム、延伸ブロー成形工程、PETボトルの3件の登録申請を行い、12月に了承された。
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