推進協議会による3R推進のための自主行動計画2025において、「指定PETボトル全体で25%以上の軽量化(2004年度比)」を目標に設定しています。2023年度は全体で28.4%の軽量化となり目標を達成しました。
個別では、対象容器の主要17種のうち6種※1で前年度より軽量化が進み、また6種※2で、2025年度軽量化目標値を達成しました(図2)。
今後も、さらなる軽量化に向けて努力を続けていきます。
図2. 指定PETボトル・主要17種の軽量化目標と実績(2023年度)
2023年度の清涼飲料用PETボトルの出荷本数は、267億本となり、3R推進のための自主行動計画を定めて取り組みを開始した2004年度比で1.81倍になっています(表2)。一方で、軽量化の効果および大容量から小容量への容器構成変化などにより、出荷ボトル重量は1.23倍と抑えられています。
また、その原油採掘からボトル製造・供給に至るまでのCO2排出量は、2,296千トンと同1.10倍でした。
このようにPETボトルは、2004年から需要が伸びてきましたが、軽量化をはじめとする省資源・省エネルギーの取り組みの効果により、CO2排出量が抑制されているのが分かります(図3)。
表2. 2023年度と基準年度(2004年度)との環境負荷(CO2排出量)比較
図3. 清涼飲料用PETボトルの出荷本数と、その環境負荷(CO2排出量)の推移