推進協議会による3R推進のための自主行動計画2025において、「指定PETボトル全体で25%以上の軽量化(2004年度比)」を目標に設定しています。2022年度は全体で27.6%の軽量化となり目標を達成しました。
個別では、対象容器の主要17種のうち11種※1で前年度より軽量化が進み、また5種※2で、2025年度軽量化目標値を達成しました(図1)。
今後も、さらなる軽量化に向けて努力を続けていきます。
図1. 指定PETボトル・主要17種の軽量化目標と実績(2022年度)
PETボトルは、容器としての需要の広がりにともない、成形技術・充填技術の進展などにより、近年目覚ましい軽量化が実施されました。
2022年度の清涼飲料用PETボトルの出荷本数は、241億本となり、3R推進のための自主行動計画を定めて取り組みを開始した2004年度比で1.63倍になっています。また、その原油採掘からボトル製造・供給に至るまでのCO2排出量は、2,111千トンと同1.01倍でした
(表2)。
PETボトルは、需要の伸びにともない出荷本数を増加させてきましたが、出荷本数の増大に比べCO2排出量は抑制されています。これは、ボトルの軽量化をはじめとする省資源・省エネルギーの取り組みの効果が表れたものと考えます(図2)。
表2. 2022年度と基準年度(2004年度)との環境負荷(CO2排出量)比較
図2. 清涼飲料用PETボトルの出荷本数と、その環境負荷(CO2排出量)の推移