PETボトルQ&A
Section9 自主設計ガイドライン
Section9自主設計ガイドライン
PETボトル関係業界では、「容リ法」が制定される以前から、リサイクルし易いPETボトルづくりに努めてきました。PETボトルのリサイクルを進める上で、PETボトル自体がリサイクルし易く設定されていることが大変重要です。そのために、1992年に最初の「ガイドライン」を制定しました。以後、1995年4月に飲料・しょうゆ・酒類用と別々にあった基準を統一し、その後の改定を経て、現在は2015年5月の改訂版を使用しています。
詳細は法律・ガイドライン>自主設計ガイドラインの変遷 参照
業界内で、PETボトル及びラベルが、リサイクルし易い容器・包装か否かの基準をベースに、各社が自社内で評価するために定めた基準です。
ボトルは無色透明とする。アルミキャップは使用しない。ラベル・印刷については、物理的に剥離でき、再生処理時の比重または風選分離で分離でき、接着剤・インキ等がボトルに残らないこと。ガラス玉・パッキンを使用する場合は、飲用後の取り外し方をラベルに明示する。」などの自主基準を定めています。
輸入のミネラルウォーター、まっこり、ワイン、ジュース等に着色ボトル、剥がしにくい全面糊付けラベル、アルミキャップが使用される例があることが問題となっています。我々の会員は輸入品もQ9-2のAに記載しております自主設計ガイドライン評価基準を遵守しておりますので、会員以外の輸入・販売者にもガイドラインの遵守を書面にて働きかけ、改善につながった事例もでてきています。
2015年5月、メカニカルBtoBの具現化に伴い、当推進協議会はメカニカルBtoB対応のガイドラインを追加しました。さらに、2016年3月、ガイドライン全体の見直しを実施し、ボトル材料評価基準とBtoB評価基準を付属書1に統合しました。
近年、PETボトルの軽量化の推進は目覚しいものがありますが、反面、軽量化にともない内容物保存性や消費者への利便性確保のために、PET以外の機能性材料による多層、混合、コーティング技術などが開発されています。今回の改定は、このような新技術の発展も踏まえたうえで、さらに、PETボトルの国内循環利用を進めるために有用な高度なリサイクルであるボトルtoボトルを推進するため、従来のガイドラインに追加したものです。
詳細はもっと詳しく知る>ボトルtoボトル参照
及び、PETボトル自主設計ガイドライン参照