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Section13 さまざまなPETボトルとリサイクルの取組

Section13さまざまなPETボトルとリサイクルの取組

Q13-1
他素材との多層やブレンドされたボトルのリサイクル適性は、事前に確認されていますか?
A

現在販売されているPETボトルの中には、PETとナイロンの多層ボトルやPETボトルの内面を無機物で蒸着したボトルなど、各種飲料をそのままおいしく提供するために、さまざまな機能が開発され、実用化されています。これらの機能性ボトルのリサイクル適性については、「PETボトル自主設計ガイドライン」の「材料評価基準」に沿って事前に確認されています。
この基準は、基礎物性評価法及び用途(繊維用途、*ボトル用途、シート用途)の再利用適性評価から成り立っており、これに沿って評価され、適合したものが商品化されています。
同様に「ラベル・印刷、キャップ」についても評価基準が定められています。

PETボトルの用途の概要は基礎知識>たくさんの用途と種類参照

材料評価基準については法律・ガイドライン>PETボトル自主設計ガイドラインを参照

「*ボトル用途」についてはPETボトルQ&A>Section6 ボトルtoボトルを参照

Q13-2
着色PETボトルはリサイクルに支障があると聞いています、対応は?
A

着色PETボトルはリサイクルを行う際に、再利用品の品質低下を招くので、自主設計ガイドラインに、指定PETボトルは「着色はしない(結晶化による白色は除く)」と定めています。従って、現在、着色ボトルの国内生産は行っておりません。
海外で生産された輸入商品については一部着色PETボトルが見られます。当推進協議会では、輸入元を通じて、海外で生産される日本向け商品の着色PETボトルについて、無着色への仕様変更をお願いし、無着色への変更にご協力頂いています。残る着色ボトルにつきましても、引き続き、協力要請を行ってまいります。

Q13-3
ちょうちん形PETボトルはどのように分別排出すればいいのですか?
A

PETボトルのリサイクルは分別収集・選別・減容化・再生工場への搬送・再商品化など様々な工程があり、家庭からのPETボトルの出し方のルールについても、後の各工程に支障のない様に配慮し、定められています。ちょうちん形PETボトルについても、通常のPETボトルと同様、ご家庭からの分別排出時には、ちょうちん状(縦方向)ではなく、するめ状(横方向)に押しつぶして分別排出して頂く様お願いします。

Q13-4
PETボトルの陽圧充填とはとはどのような方式なのですか?
A

窒素ガス充填により、容器内部を1気圧を超える陽圧とすることで容器の剛性を増す方式です。物流に必要な強度を増し、ボトルの軽量化を達成します。キャップを開ければ通常気圧に戻るので、消費者が飲んだり、PETボトルのリサイクルすることへの支障はありません。一部のスポーツドリンク用PETボトルで採用されています。

Q13-5
植物由来のPETボトルとはどのようなものですか、リサイクル適性は?
A

植物由来のポリエチレンテレフタレート(PET)が開発され、実用化されています。植物由来のPET樹脂も従来の石油由来のPET樹脂も同じ分子構造、同じ性質を有するため、PETボトルについても同じものとなります。
従って、石油由来のPETボトルと同様にリサイクルは可能であり、特別な取り扱いも必要ありません。