RING Vol.24
今号では、東京23区のうち、特に使用済みPETボトルの回収と処理で目覚しい成果を上げている6つの区に焦点を当て、その現状を紹介しています。一口に東京23区と言っても、その実態は様々。飲食店や商店が密集する大繁華街を抱えた区もあれば、住宅地が大半の静かな区、オフィスビルが林立して昼夜の人口が大きく異なる区もあれば、これらの性格を併せ持った区も存在するなど、それぞれの性格は大きく異なっています。
東京23区におけるPETボトル回収事業は、1997年に東京ルールV(PETボトルの店頭回収)として始まり、2000年4月からは東京都からその権限と責任が各区へと移管されています。現在では、人口の増加、さらには使用済みPETボトルの回収の拡大を求める区民の声などに対応して、従来からの店頭回収に加えて集積所回収をスタートさせて、大きな成果を上げる区も増えています。これには、各区の行政と町内会との緊密なコミュニケーションが推進されたことや、キメの細かい広報・啓発活動が展開されたことなどが、大きく寄与しています。PETボトル回収の新しい波が東京から起こり始めているのです。
Contents
東京23区PETボトル回収の“いま”
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RING Vol.24PETボトルリサイクル推進協議会PET