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■歌とダンスでリサイクル |
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「今ではPETボトル博士みたいに言われるんだよ」と語るパパイヤ鈴木さん |
――― 都内のとあるクラブ。若者が飲み終わったPETボトルをポイ捨てすると、きらびやかな衣装を着たパパイヤ鈴木さんが登場。PETボトルのキャップが飛び、ノリのいい音楽と歌とダンスで画面いっぱいに若者たちが一緒にダンスを踊りだす。――思わず画面に惹きつけられ、なんのCMだ?と見ていると、PETボトルの正しい排出の仕方をパパイヤ鈴木さんが歌って踊っていた…
今までの、NHKのイメージとはかなりかけ離れた(?!)CMに少なからず驚きの目で見た方も多いのではないでしょうか。
そんな、インパクトのあるCM『PETボトルのリサイクル』が、NHKとAC(公共広告機構)との公共マナーや地球環境を考える共同キャンペーンシリーズの第3弾として、NHKで制作され、2002年2月からつい最近の2003年3月末までの約1年間、NHKおよびACを通じて民放で放送されていました。 |
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■若い世代にも親しみやすいCMを |
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CM用に作られた
パパイヤ印のPETボトル |
「“地球にやさしくしようよ”という抽象的なCMでなく、もっと直接的に、若い世代に訴えていく必要性を感じていました。“身近なことから出来る何か”を探していたときに、若い人を中心に多く利用されているPETボトルのリサイクルを思いついたのです。ただ説教じみた内容では受け入れられない。そこで存在感あるパパイヤ鈴木さんを起用し、彼のセンスで作詞・作曲・ダンスまでをお願いし、今までにない新しい角度から、具体的なリサイクルの方法を親しみやすく提示しました」とNHK広報局の担当者は制作意図を語ってくれました。パパイヤ鈴木さんのキャラクターと、歌って踊って訴えるという斬新なCM作りとがあいまって、その宣伝効果は大きく、年間何万本と作られるCMの中で、193位という上位にランキング(CMデータバンク調べ)されました。
このCMの効果は大変大きく、当リサイクル推進協議会が各市町村に取材に行った際に「パパイヤ鈴木さんのCMはリサイクルの啓発に役立っている」との声を多く聞きます。このCMのおかげで、若い人をはじめ多くの消費者の関心を集め、PETボトルのリサイクルがより身近になったと実感しています。 |
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