RING PETBOTTLE RECYCLING
リサイクル工場紹介
JFE環境株式会社 小松事業部長 有賀部長
地域内の共同作業
川崎ペットボトルリサイクル工場(KPR)
 JFEグループは、300万坪近い広大な敷地面積を誇るJFEスチール(株)東日本製鉄所京浜地区(旧NKK京浜製鉄所)にて、7年前から産業廃棄物系の使用済みプラスチックの高炉原料化事業を開始しました。その後、各リサイクル法に対応して2000年よりプラスチック製容器包装、2001年からの使用済家電のリサイクル事業に引き続き、2002年4月からPETボトルリサイクルの事業を開始しました。このJFE環境株式会社川崎ペットボトルリサイクル工場(以下KPR)は、横浜市、川崎市などの大都市に囲まれていることもあり、都市型対応を念頭においた体制で、主に関東圏内の市町村から集まったPETボトルの再商品化を行っています。なるべく排出元で混ぜないのが一番ですが、混合収集で集められたPETボトルにはどうしても金属やガラスの破片が多く混入しています。KPRでは特にガラス等の異物除去を重点的に、前工程、最後と何ヶ所もふるい機(回転・振動)をつけ、徹底した品質管理のもと、高品質な製品を作っています。今後は川崎市北部の一部から回収されるPETボトルの中間処理委託も受けるなど、近隣市町村との協力体制にも力を入れています。
所在地:川崎市川崎区水江町5-1(JFEスチール東日本製鉄所内)
TEL 044-287-1361 FAX 044-299-5365
年間処理能力:10,000t
内海リサイクルシステムズ株式会社 内海代表取締役
次々と新しい製品を開発
 ウツミリサイクルシステムズ(株)では、PETボトルを粉砕・洗浄等を行いリサイクルしてフレークやペレットにする、いわゆる再商品化事業を平成10年から開始しています。同社の一番の特徴は、再商品化するだけでなく、その先のリサイクル商品を製造していることです。フレークを原料にシートを作り、そのシートから卵パックやフルーツパックなどの商品を製造しています。最近ではカップラーメンの仕切トレーを作ったり、あるいはPETボトルから出来たごみ袋を開発し、現在羽村市、守山市など約30市町村で使われています。泉南工場および小牧工場のフレークだけでは原料として足りないため、他の再商品化事業者からもフレークを購入して製品製造を行っています。
 また開発にも熱心で、取引先の生協で個人宅配が多くなるにつれ、他の配送品と一緒になり、従来の卵パックでは割れやすくなったため、卵同士が接触しない新たな卵パックを商品化するなど、変化にも敏速に対応をしています。
所在地:大阪府泉南市樽井8-2-5
TEL 0724-85-0059  FAX 0724-80-2389
泉南・小牧工場年間処理能力計:10,000t
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Vol.11PETボトルリサイクル推進協議会