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PETボトルの分別収集実施市町村はさらに増えています。2003年度は91.6%の市町村で分別収集を実施しました。 ([環境省発表数値 2004年3月末現在 全市町村3,155・分別収集実施市町村2,891から]) |
川崎市は約人口129万人約59万世帯(2003年10月現在)で県内では横浜市とともに政令指定都市になっています。 1997年から始まった「資源物の日」に収集していた空き缶、空きびん、乾電池に加え、1999年には川崎区、幸区、中原区(南部地域)でPETボトルの分別収集が始まり、2003年からは高津区、宮前区、多摩区、麻生区(北部地域)においても分別収集を開始し、市内全域での分別収集へと拡大しています(古新聞・段ボール等の古紙は地域の資源集団回収によりリサイクルされています)。 収集地域が増えたこともありますが、PETボトル収集量は2003年度約2,500トンと前年比でおよそ1,000トン増加し、リサイクル量の増加に貢献をしています。 また、2003年9月から民間事業者が自ら敷地内に資源化処理施設を設置し、市の委託を受けて、北部地域のPETボトル等の処理を行っています。 分別収集に当たって苦労した点の一つは、やはり市民への啓発活動で、町内会等に所属していない30%程度の市民へのPRが特に大変だったとのことです。外国人も多いので、英・中・韓・スペイン・タガログ・ポルトガルの6カ国語のパンフレットも作成して分別収集に対して協力をしてもらっています。 |
手際よく選別されるPETボトル
川崎市では循環型社会を目指した行動計画が2003年から検討され、実践に向けて動き出しています。 今年2004年2月に川崎市環境保全審議会廃棄物部会から「循環型社会を目指した行動計画について」の答申が出されています。市民とともに行動して国の提唱する循環型社会を実現するための数々の行動計画が提案されています。 市の職員が学校に出向いて出前授業を行うなど、環境学習についてはすでに行動を開始しています。 政令指定都市である大都市川崎の環境活動は他の大都市へも多大な影響を及ぼすことと思われるので、今後もその活動を注目していく必要があるようです。 |
〈推進協議会広報誌『RING』12号(2003年7月取材)および2004年6月の訪問取材と川崎市ホームページより〉 |
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川崎市南部リサイクルセンターを視察・調査 |
南部リサイクルセンターの工場棟 |
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