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PETボトルの回収量は、市町村での分別収集の進展などにより、年々増加しています。しかしながら約4割のPETボトルについては、使用後の実態が把握されていません。 推進協議会では市町村分別収集ルート以外にも、事業者によって回収され、リサイクル、あるいは輸出に向けられている量の調査を2000年度から実施しています。 2003年度の調査結果によると、事業者から確実に回収されているPETボトルの量は少なくとも55千トン(2003年度の生産量の12.5%に相当)はあり、市町村分別収集以外のものは、すべてが廃棄されているのではないことが明らかになりました。 また、本年度は事業系ルートの排出・回収形態の分類とその業種を整理するとともに、昨年に引き続き、事業系回収量に関して第三者機関に数量把握を委託し、監査法人による監査を受けました。 |
表4●事業系PETボトルの排出・回収形態による分類とその業種 |
類 型 |
業 態 |
拠点回収型 |
スーパーマーケット、生協、コンビニエンスストア等 |
自社排出型 |
工場、オフィス等すべての事業所 |
自動販売機脇回収型 |
飲料メーカー、飲料販売事業者等 |
利用者持込型 |
鉄道(駅含む)、バス、空港、パーキングエリア、フェリー等の海運業 |
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図12●事業系回収量調査に関する監査法人の監査結果報告書 |
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