RING PETBOTTLE RECYCLING
資源循環型社会形成を目指して 〜市町村紹介〜
 
岩手県 盛岡市
市と市民が一体となって、きれいなまち盛岡の実現へ
リサイクルセンターで手選別 ベール品 資源循環推進課 菅原氏
雪国でのPETボトル回収

岩手山を背景に市内を北上川と中津川が流れる、杜と水の都、盛岡市。北東北の拠点として栄える市の人口は約30万人。明治・大正期の建物が今なお現存する、歴史文化的遺産にあふれる街です。

市では、2006年の合併後、3つの地域で分別収集を行っています。PETボトルの資源回収は1997年から。中身が確認できる透明または半透明の袋で排出して、月2回、ごみ集積場所から回収を行っています。しかし、冬になると、集積場所が雪で埋まってしまい、冬の朝は雪を掘り返して場所を確保するところから始まるとのこと。雪国ならではの苦労がうかがえます。

懇談会で、市民と一体になって行う啓発活動

市と市民が意見交換をする場である「懇談会」を町内会等の協力を得ながら地域ごとに開催し、収集環境やごみ処理の現状についてコミュニケーションを取っています。
また、啓発のための3R推進イベントやキャンペーン等も、一緒に考えて、企画・実行しています。

毎年7月に行われる「きれいなまちもりおか推進キャンペーン」では、集積場所パトロールや分別説明会の実施、古着のファッションショー「もりおかフルコレ」の開催などに協働で取り組んでいます。特に分別説明会では、新しく始まった「プラスチック製・紙製容器包装」の説明会を2年間で1000回以上実施しました。

啓発活動については、出前講座に人気があります。「分別の達人講座」では、市民のみなさんに実際にごみを分けてもらい、解説をしながら答え合わせをします。「ごみ処理の仕組やリサイクルの行方など説明をする機会はあまりないので、みなさん納得すると分別に意欲を持ってもらえます。」と菅原氏。<きれいなまち盛岡>の実現のため、市と市民がタッグを組んで、毎日熱心に取り組んでいます。

排出するときは、キャップは必ず取ってほしい

盛岡地域で回収したPETボトルなどの資源ごみを処理する、盛岡市リサイクルセンター。年間約800トンのPETボトルが集まり、全量が指定法人ルートへ納められます。
市内と同じく冬場はストックヤードが雪で埋まってしまうので、朝はまず除雪作業から始まります。また、選別ラインに雪が混ざるため、どうしても作業効率が落ちてしまいますが、「冬は入ってくるPETボトルも少ないので、あまり支障はありません。それよりも、まずはキャップを必ず取っていただきたいですね。」と、浅沼氏です

分別・リサイクルのために、3つの約束

保育園で環境学習取材当日、市の訪問啓発活動に同行し、北松園風の子保育園を訪問しました。遊戯室では、市の指導員2名による、分別・リサイクル紙芝 居がスタート。その後、きれいなまち推進員の水野氏が、正しい分け方、出し方を説明。子供たちからは「知ってる!ぶんべつだ!」「リサイクルだよ!」と、元気な返事が返ってきました。

最後に、指導員と子供たちは約束をしました。
「物は最後まで大事に使う」「好き嫌いをしない」「ごみを分けるお手伝いをする」という3つの約束に、「はーい!」と答える子供たち。エコに対する意識が大切に育まれていました。
(取材日:2011年2月24日)

環境部資源循環推進課 副主幹
兼 資源化推進係 係長 菅原 由紀
盛岡市リサイクルセンター
所長 上野 雅弘
技術管理者 浅沼 佳昭
盛岡市きれいなまち推進協議会
副会長 水野 宮三
東日本大震災により被災されたみなさまに、心よりお見舞いを申し上げます。 被災地の一日も早い復興を祈念いたします。
 
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