RING PETBOTTLE RECYCLING
再生樹脂利用事業者紹介 大日本プラスチックス株式会社
 
〒108-6030 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟30階
TEL.03-5463-8501 FAX.03-5463-1120
世の中に還元できるリサイクル製品を。

クローズドリサイクル製品防草シート「ナクサR-PET」

(写真上)JR東日本東戸塚駅の施行例

 土木・産業分野等に向けたプラスチック製品を販売している大日本プラスチックス(株)では、グループ会社であるタキロンプロテック(株)で製造した、PETボトル再利用品の防草シート「ナクサR-PET」を2010年4月より販売しています。
 東日本旅客鉄道(株)(以下、JR東日本)より、「駅等で回収したPETボトルを再生処理して、防草シートとして使用したい」と相談を受けたのが、開発の発端でした。JR東日本では、首都圏で年間約530トンのPETボトルを回収しています。

ナクサR-PETは、このPETボトルを主成分とし、1m2あたり26本の500mlPETボトルをリサイクルしています。遮光性が高いので、雑草の成長を抑えることができ、耐久性も高く、フレキシブル性があり施工も簡単です。このように、JR東日本から発生したPETボトルを使って防草シートを製造し、そしてJR東日本沿線で再利用されるというクローズドリサイクル製品です。
 また、雑草の繁茂が多く年に3〜4回も草刈りが必要だった場所でも、ナクサR-PETを設置することにより草刈りが不要となり、恒久的な対策をとることができます。

開発はリサイクル体制の整備から

写真左より細川課長、生駒グループ長

 製品開発にあたっては、一貫したリサイクル体制の整備がポイントでした。PETボトルは回収された後、洗浄・フレーク化、ペレット化を経て、ナクサR-PETにリサイクルされます。回収したPETボトル、フレーク、ペレットが一定の品質をクリアしていなければ、ナクサR-PETに仕上がりません。JR東日本を始め、各工程に関わる企業で協力して、安定したモノづくりができるリサイクル体制を構築することができました。「課題はいろいろありましたが、数多くの試作、試験を一つひとつクリアして完成することができました。」と細川課長。大日本プラスチックスでは、資源をリサイクルした環境にやさしいモノづくりにこれからも挑戦し続けます。

大日本プラスチックス株式会社[販売元]
営業本部商品開発部開発営業グループ 課長 細川 洋志
タキロンプロテック株式会社[製造元]
企画グループ長兼本社工場 技術グループ長 生駒 恭一
 
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