RING PETBOTTLE RECYCLING
環境学習の現場から
 
東京都
昭和女子大学附属昭和高等学校・昭和中学校
創立以来受け継がれる精神が分別、リサイクル活動へ。
学校生活ではごみの分別を徹底

 普段の生活がそのまま環境保全活動になっているという、昭和女子大学附属昭和高等学校・昭和中学校。本校では創立以来、無駄なものを極力なくす、倹約・節約の精神が、学校全体に受け継がれています。

 学校内では、中学1年〜高校3年の全クラスから1〜2名ずつ約40人1組の朋友班という、縦割りのグループを作り、それぞれキャンパス内の担当区域を毎日清掃。また、正門から最寄り駅(三軒茶屋駅)までの通学路の清掃や、有志の生徒が参加する世田谷公園の清掃など、地域の環境美化活動も行っています。

 こうした取り組みが評価され、2004年度に、文部科学省から「平成16年教育改革推進モデル事業(環境教育)」のモデル校に指定を受け、2005年には、リデュース・リユース・リサイクル推進功労者として文部科学大臣賞を受賞しました。

 各教室には、紙ごみ入れを1つ置き、廊下に「紙類」「プラスチック」「缶・びん」「PETボトル」「可燃物」の分別容器が設置され、ごみの分別を徹底しています。PETボトルは、ラベルをとって、キャップをはずして、中を洗ってもらうよう、委員会で呼びかけています。また、家庭から持って来たお弁当などのゴミは、持って帰るようにしています。ルール違反をする人もいますが、委員会で指導して改善してもらいます。

 清掃で出たごみは外のゴミステーションに捨てるのですが、かならず清掃の委員が立っていて、分別されていない時はやり直しをさせています。「きれいにする、分別するという行為は、特に意識していません。みんなあたりまえにやっています。」という、保健部と厚生部の委員たち。これからの社会に必要な「環境への高い意識」が自然と備わっていました。

 
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RING Vol.26PETボトルリサイクル推進協議会PET