RING PETBOTTLE RECYCLING
資源循環型社会形成を目指して 環境学習の現場から・リサイクルプラザに行こう!! 東京都杉並区
 
東京都杉並区
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大幅に増えているPETボトルの回収量
区民の皆さんの協力が第一と語る森山課長(右)、野口主任主事(左)
 52万人の区民を抱える杉並区は、2004年にモデル地区でスタートしたPETボトルの集積所回収が、現在では全区展開になっています。25,300の集積所と400の拠点から回収される使用済みPETボトルの量は、大きく増加しています。キャップとラベルをはずして排出をお願いしています。品質は日本容器包装リサイクル協会判定でAランク。区民の皆さんの協力のおかげです。「まずは区民の皆様に分別などに協力してもらうことが第一です。今後は、回収量や他の自治体との比較、費用なども開示できたらと思います。」と語る森山課長です。
 全区展開で回収量が増えたため、2009年度は、指定法人ルートに900トン、独自ルートに1,400トンを予定しています。土地柄、住宅地域にPETボトルを減容する機械を設置するので、機械の能力が限られ、そのため、処理能力を超えたPETボトルはそのまま都内の再商品化事業者に直接引き取ってもらっています。委託仕様書に「国内で資源化すること」という項目を設け、実際にフレークに処理されていることを現場で確認しています。
 また、区では早くからレジ袋の削減に取り組み、2008年4月にはレジ袋有料化条例を策定しました。9月には一般廃棄物処理基本計画のひとつとして、区民1人あたりの排出量649gから430gへのごみ減量を目標に「ごみ半減プラン430」を立上げ、3Rの推進をしています。お年寄りの単身世帯の戸別収集(ふれあい収集)なども実施しています。
環境教育にも力を入れています
 「中学生ごみ会議」を毎年12月〜1月に4回開催しています。2回目に行われた施設見学では、学んだことをまとめて、区の産業商工会館でグループ別に発表してもらいます。「匂いがきつかった。みんながPETボトルをきれいに洗ってないからだと思う」といった、率直な内容が発表されています。保育園や小学校低学年向けには、一部が透けて見える清掃車「ごみパックン」を見せ、分別などについて学んでもらっています。また、環境清掃部最大のイベント「環境博覧会すぎなみ」には、17,500名もの参加者がありました。
杉並区環境清掃部
ごみ減量担当課長 森山 光雄
リサイクル推進係
主任主事 野口 勝彦
清掃管理課ごみ減量推進係
(中学生ごみ会議担当者) 眞鍋 稔晴
 
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