山形県山形市
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奥羽山脈の西部に位置する人口25万人都市、山形市。ごみの分別は8分別。PETボトルの回収は1999年10月からスタート。モデル地区などは設定せず、最初から全市展開で回収しました。2008年度の回収量は770トン。週1回のステーション回収を行い、スーパーでの店頭回収の利用についても市民に呼びかけています。
市では、3R推進活動について、ごみ減量をみんなで考え実践する団体「ごみ減量・もったいないねット山形」と連携し取り組んでいます。この会は、市民・行政・事業者の三者により、2006年に設立されました。2007年はマイバッグ持参運動、そして2008年7月からはレジ袋の削減に取り組みました。事業者の高い意識と市民からの強い後押しが力となり、大手スーパー全店一斉でのレジ袋無料配布中止につながっています。マイバッグ持参率は、7月以降、9割を維持しています。
また、会と連携し、PETボトルなどのスーパーでの店頭回収についての情報発信も行っています。「使用済みPETボトルの回収店舗が増えて欲しいと思っています。また、市民からも『回収ボックスを設置して欲しい』といった意見も聞こえてくることから、さまざまな機会をとらえて、事業者へお願いしたいと考えています。さらに、ごみ減量やリサイクル推進のため、町内会や学校などへの出前講座を実施しています。」と石沢主幹。
山形市は、ごみを減量・資源化への取り組みの動機付けを目的に、家庭系ごみの有料化を実施する予定です。
ベールは常にAランクの立谷川リサイクルセンター
山形市と周辺3市町(人口計317,000人)で構成される、山形広域環境事務組合が運営するPETボトル、びん、缶の処理施設です。構成市町から集まるPETボトルは917トン(2007年度)、ベール品質はAランクです。小学生だけでも年間2,700人にもおよぶ見学者の対応は、専門の説明員が行います。処理されたPETボトルは、すべて指定法人ルートへ納めています。
山形市ごみ減量推進課減量推進係
主幹
石沢 優里
主任
三宅 智洋
山形広域環境事務組合
立谷川リサイクルセンター
所長
野 玉紀
業務係長
丹野 隆広
RING Vol.23
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■3R新時代の展望
■資源循環型社会形成を目指して
<山形県山形市>
<東京都杉並区>
■リサイクル工場紹介
<株式会社正和クリーン>
■再生樹脂利用事業者紹介
<アロン化成株式会社>
■新認定再商品化製品紹介
■PETボトル再商品化施設一覧
■分別収集にご協力ください
■PETボトルQ&A
■3R推進団体連絡会活動報告
■INFORMATION/編集後記