RING PETBOTTLE RECYCLING
資源循環型社会形成を目指して 環境学習の現場から・リサイクルプラザに行こう!!
念願のリサイクルプラザ完成。ごみ減量預金通帳ボードで、成果を実感
さまざまに工夫された展示学習コーナー 人口47万人の大分市は、「日本一きれいなまちづくり」を進めています。ごみ減量・リサイクル施策の一環として「1人1日100gのごみ減量」を目標に掲げています。「生ごみをそのまま出すのではなく、絞って水気を取れば100gくらいはすぐに減ります。市ではコンポスト使用に対して補助も行っています」と合澤主査。
 ごみ減量の成果については、月ごとのごみ量とその増減、減量による効果額などを記録した、啓発のシンボルである「ごみ減量預金通帳ボード」が市役所のロビーに設置され、毎月の預金残高が明示されています。その内容は市役所のホームページでも公開されています。また、ごみ減量と預金の使い方についてのアイデアを市民に募集するアンケート用紙も置かれていました。
 2007年4月、念願の市民のためのエコ・スペース「大分市福宗環境センターリサイクルプラザ」が完成しました。これを機に、ごみ分別は8分別から12分別に。PETボトルも缶・びんの混合回収から、2週間に1度のステーションでの単品回収になりました。
ごみ減量の成果を語る両氏 「分別が増えるので、半年かけて市内700カ所余りで説明会を実施し、理解と協力をお願いしました。燃やせるごみに出していた紙類が古紙に回ってきて回収量が増えました。また、ガラスびんの破片がつかなくなり、リサイクルしやすい状態にさらに近づきました。今まではPETボトルはつぶさなくてもいい、ということでしたが、現在は“つぶせる範囲で”つぶしていただくよう、お願いしています。これでキャップがついたままのPETボトルが減っていくことを期待しています。手選別でのキャップの取り外しは本当に大変ですから。」と吉田主査。

子供たちの歓声があふれるプラザ内  2007年度は800トンほどのPETボトル回収を予定しています。全量が指定法人ルートに渡されます。(※センターの稼働当初に、スプレー缶による火災が発生し処理作業がストップしました。市の指導要領に添って正しく排出していただくことが望まれます)
 センターのリサイクルプラザは、子供たちの歓声であふれていました。子供たちの興味を引きつけて、楽しみながら3Rの大切さを学んでいけるよう、さまざまに工夫された展示・学習コーナーがいっぱいです。体験教室など充実し、市民が気軽にエコを実感できる施設になっています。
 市民と市のごみ減量・リサイクルへの取り組みが、数字となって実感できる「参加型のきれいなまちづくり」は、リサイクルプラザの稼働で、ますます盛り上がっていくことでしょう。
大分市環境部清掃管理課ごみ減量・リサイクル推進係 主査 吉田 達夫 氏
同係 主査 合澤 利一 氏
大分県大分市 www.city.oita.oita.jp
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