RING PETBOTTLE RECYCLING
資源循環型社会形成を目指して 環境学習の現場から・リサイクルプラザに行こう!!
「家庭ごみ」は、高温融解処理で、スラグ、メタルとなって再資源化
ベール化された使用済みPETボトル 秋田市は人口約33万人。市では容器包装リサイクル法が施行された1997年に、分別収集に関しての説明会を実施しました。ごみ減量に関する各種パンフレットや、PR誌、家庭ごみや資源化物の排出方法を記した「暮らしの伝言板」などで市民への啓発を徹底しました。
 PETボトルの分別収集はリサイクルプラザの竣工に合わせて、1999年から開始されました。現在は月に2回、パッカー車で単品収集されます。透明の指定袋にPETボトルだけを入れるように指導しています。「分別の仕方が間違っている時は、市の広報などでアナウンスしていますが、明らかに異なるものがたくさん混在している場合には、回収を見送ったり、シールを貼って注意を喚起することもあります」という佐々木課長です。

PETボトルのリサイクル運動を学習する子供たち  PETボトルは、つぶさず、パッカー車で単品収集し、収集されたPETボトルは、「秋田市リサイクルプラザ」に搬入されます。全量がベールの状態で指定法人ルートへ引き渡されます。2005年度は998トン、2006年度は983トンを引き渡しました。  PETボトルは、(1)キャップをはずし、(2)中を軽くすすぐように指導していますが、つぶすことやラベルをはがすことは指導していません。
「市民への啓発を徹底してます」「つぶさなくてもよいとしているのは、圧縮機にかけたときに、つぶされたPETボトルが外れて残渣になってしまうことがあるからです。ラベルについては検討の余地があるかも知れません。PETボトルの分別は缶・ビンに比べて取り組みやすいという反面、似たような素材との区別がしにくい、との声もあります」と佐々木課長。
 秋田市リサイクルプラザは、資源化物のリサイクル中間施設として、1999年に秋田市総合環境センターの敷地内に移転新築されました。リサイクルへの理解と意識を高めるため、子供たちや市民に情報発信するプラザ機能も充実しています。(リサイクル施設の資源化物の処理能力は、1日74トン。内、PETボトルの処理能力は10トン)2006年度の見学者は5,100人。内、小学生は3,416人でした。プラザの3階には、見学者ホール兼展示ホールがあり、研修室でリサイクルに関するビデオ鑑賞を始め、資源化物のリサイクルの流れを示したパネルや展示コーナー、PETボトルの手選別作業などが見学できます。
秋田市環境部ごみ減量推進課 課長 佐々木 登 氏
秋田県秋田市 www.city.akita.akita.jp
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