RING PETBOTTLE RECYCLING
資源循環型社会形成を目指して 環境学習の現場から・リサイクルプラザに行こう!!
「北しりべし広域クリーンセンター」の完成で、資源リサイクルをさらに推進
市民の環境に対する意識の高さを語る両氏 2007年4月、北後志6市町村(小樽市、積丹町、古平町、仁木町、余市町、赤井川村)が待ちに待った焼却施設とリサイクルプラザからなる北しりべし広域クリーンセンターが稼働を開始しました。
 北後志6市町村は、2002年に北しりべし廃棄物処理広域連合を設置し、安定した処理ができる広域処理施設の建設を進めるとともに、これまでごみ減量化・排出量削減、リサイクルの拡大に努めて来ました。

 小樽市の人口は約14万人。資源ごみの収集は1996年の分別収集モデル事業から始まりました。「ごみの資源化にあたっては、3Rの1番目であるリデュース(減量化)を目的に、まず、事業系ごみの減量・資源化を進め、その実績を確認してから家庭ごみの減量・資源化を図りましたところ、ごみ量は約40%減り、資源物は逆に10倍近い収集量となりました。」と語る間渕課長です。
明井主幹の説明を受けるRING委員 現在、PETボトルの収集は週1回。キャップとラベルを取り、すすいでから排出するよう市民にお願いしています。市民も、環境に対する意識が高いため、いつもきれいに排出されています。
 また、別の回収方法として、市では、回収日に出せなかった資源ごみをいつでも持ち込めるよう、屋根つきの資源回収ボックスを、市内5か所に設置しています。市民のリサイクルへの協力に応える市の配慮が感じられます。2006年度のPETボトルの回収量は414トン。センターの稼働開始で回収量アップが期待されます。屋根つき資源回収ボックス
 センター内のリサイクルプラザには、資源ごみ16品目を処理できる設備や不燃ごみ・粗大ごみの破砕処理設備を設置し、埋立処理場の延命を図るほか、見学者向けにはリサイクル品の展示なども充実しました。「市民の方々が、リサイクルに関する情報や廃棄物についての理解を深めていただくための拠点としていきたいと思っています。」と語る明井主幹です。
樽市環境部廃棄物対策課 課長 間渕 博昭 氏
北しりべし廃棄物処理広域連合施設担当 主幹 明井 隆生 氏
北海道小樽市 www.city.otaru.hokkaido.jp
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