RING PETBOTTLE RECYCLING
資源循環型社会形成を目指して
PETボトルリサイクルへの情熱が、「見学者4万人突破」を実現! 西日本ペットボトルリサイクル株式会社
累計4万人達成記念式典での鹿子木社長 西日本ペットボトルリサイクル株式会社は容器包装リサイクル法の施行された1997年に会社を設立し、北九州市が環境・リサイクル産業の振興を柱にゼロエミッション構想を推進する「北九州エコタウン」で、1998年に操業を開始しました。経済産業省、環境省の推進する「エコタウン事業」の認定を最初に受けた北九州市の中でも“一番バッター”として先駆的な役割を担ってスタートしました。1998年に(財)日本容器包装リサイクル協会の再商品化事業者として登録されています。
 操業以来、非常に多くの市町村のPETボトルを再生してきました(累計延べ対象数:2,230市町村)。年間処理量は500mlボトルに換算して6億本以上、累計処理量は今年度計画も含め40億本に上り国内最大規模となっています。搬入されてくるベールにはラベル、キャップ、その他の異物が10%前後混入してきます。これを最新技術の一貫システムで、異物の混入率の非常に低いフレーク、ペレットに仕上げます。「バージンと遜色のないレベルにまで仕上げたい。これが目標です。品質に対してはお客様にも高い評価を頂いております。ただ、お客様に対して供給責任が果たせていない現在の原料不足現象は、再商品化事業者にとっては耐えられないことです」(鹿子木社長)。「PETボトルリサイクルには、事業者のみならず、市民、市町村の協力が不可欠です。当社では工場の立ち上げから、見学受け入れを前提にラインや施設をレイアウトして、積極的に市民や子供たちを受け入れています。皆さんには、リサイクル品=品質が悪い、という先入観を今日から忘れてください、と言っています」と鹿子木社長。2005年5月には、北九州市観光協会から「観光功労者賞」を受賞。取材に伺った日に見学者が累計で4万人を突破しました。市民に対する啓発も着実に実を結んでいます。
(取材:RING編集委員)

代表取締役社長 鹿子木 公春 氏
福岡県北九州市若松区響町1-62
TEL 093-761-7733 / FAX 093-761-7766
<年間処理能力:20,000トン>
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