ハマナスの赤い実が潮風にゆれている石狩市。人口5万6千人を対象にした分別収集は、週1回のPETボトル、缶、びんの混合収集です。PETボトルはキャップをはずし、中をすすいで、透明の袋に入れてステーションに出すようにお願いしていますが、家庭からのPETボトルは、まだ3割程度はキャップがついた状態で搬入されてきます。 「石狩リサイクルプラザ」の稼動は2000年4月から。リサイクルプラント、リサイクル工房が敷地内に配置されています。2003年の資源ごみの回収量は956トン(内、PETボトルは約157トン)。ベールの状態で再商品化事業者に引き渡します。選別業務は石狩市シルバー人材センターに委託しています。見学者は小中学生、市民の団体を合わせて年間6,000人ほど。「小学生にPETボトルのキャップがはずれていない現状を見せて、実際にキャップをはずす作業を体験してもらっています。糖分で硬く締まったキャップは、簡単にははずれません。“やっぱり、はずして出さないとダメだね”と実感してくれます。リサイクルプラザでのリサイクル体験教室にもぜひ参加してください」と語る相澤所長です。
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