RING PETBOTTLE RECYCLING
資源循環型社会形成を目指して
神奈川県茅ヶ崎市
 人口23万人の茅ヶ崎市は、2000年に、それまで資源物として収集していた「缶、びん」に加えて「PETボトル、ダンボール、飲料用紙パック、古紙(新聞、チラシ、雑誌など)、衣類・布類」の収集を始めました。さらに、増え続けるごみ処理経費の節減、処分場の延命化を図るため、2003年3月より「一人一日100g(みかん約1個分)のごみダイエット」に挑戦中。年2回発行の広報紙「ごみ通信ちがさき」で、マイバッグ運動や3R意識の啓発などを行っています。
 PETボトルは隔週1回の単品収集。「キャップをとって、ラベルをはずして、中を洗ってつぶして出すように、お願いしていますが、キャップを取らずに出されるケースがまだ多いようです」と岸間課長補佐。キャップとラベルは燃やせるごみとして分類されています。収集量は569トン(2000年度)、651トン(2001年度)、672トン(2002年度)、733トン(2003年度)と伸びてきています。
 収集されたPETボトルは、「茅ヶ崎市資源物選別処理施設」へ搬入されます。搬入されたPETボトルは車両搭載型の減容機でベールにされ、再商品化事業者へ引き渡されます。ここは缶、びんの専用処理センターおよび他の資源物も選別保管しています。処理能力は1日20トンです。施設の見学者は2004年度は小中学生を含め1,500人余り。「資源物処理の実態を見ていただき、ごみダイエットの必要性をお話しています」(菊池 副主査)。
 市では、子供たちの安全を守るために「こども110番 パッカーくん」を開始しました。市内を走行する約50台のパッカー車の側面にステッカーを貼って、危険があったときの“駆け込み寺”として防犯活動の一翼を担っています。
(取材:RING編集委員)



茅ヶ崎市環境部ごみ対策課ごみ対策担当
岸間 勇 課長補佐
茅ヶ崎市環境部ごみ対策課
菊池 修 副主査
茅ヶ崎市ホームページ
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp
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