■リサイクルの推進には製造段階での設計が重要  
   リサイクルの対象となるPETボトルがリサイクルしやすく作られているかどうかも、重要なことです。
 PETボトル関係業界では、リサイクルの初期から、設計の重要性を認識して、リサイクルしやすいPETボトルづくりに努めてきました。
 1992年に最初の「自主設計ガイドライン」を制定して以来、3回目の改訂を2001年4月に実施しました。
 今回の改訂では、個別に使用できるか否かを判断する方法から、予め判断するための各種評価基準を定めておき、リサイクル適性を各事業者で判断できる方法に変えました。
 従来と大きく変わる点は、2002年3月までを期限として着色ボトルを使用しないようにしたことです。このことによって、リサイクル性を一段と向上させようとしています。
 
  改訂の主なポイント  
   
  PETボトル部位別の改訂点比較  
 
  (改訂前/従来のガイドライン)
(改訂後/2001年4月より)
ボトル
ポリアリレート、ポリアミド、PEN使用可
グリーンとブルーの使用可
把手は大型ボトル(おおむね2L以上)に使用可
材料評価基準による
無色透明のみ
把手は大型ボトル(おおむね2L以上)で、無着色PET製に限り使用可
ラベル、
印刷など
ラベルの種類ごとに規定
フルシュリンクラベルは限定使用
ラベル・印刷等評価基準による
シュリンクラベルはミシン目入りが望ましい
キャップ
プラスチックキャップが使用できない場合、アルミキャップ使用可
プラスチックキャップに限り使用可
経過措置  
2002年3月末までに適合するよう改善する
材料評価基準は2001年8月末まで適用猶予する