3. Reduce(リデュース)
PETボトル軽量化の推進
2004年度実績比3%の軽量化が目標
推進協議会では、3R推進団体連絡会の一員として、2006年3月にPETボトルのリデュースの推進目標として「新たな技術開発を行い、2010年度までに、主な容器サイズ・用途ごとに2004年度実績比で1本当たりの重量を3%軽量化する」という自主行動計画を掲げ、毎年そのフォローアップを実施しています。
2008年度主要サイズ・用途別軽量化実績
図7のグラフに記載したデータは、推進協議会を構成する各団体(社団法人全国清涼飲料工業会、社団法人日本果汁協会、日本醤油協会、酒類PETボトルリサイクル連絡会、PETボトル協議会)への調査に基づくものであり、これらの主要品目でPETボトル総重量の70%以上を占めています。
2008年度実績では、対象15容器のうち13の容器で軽量化が実施され、そのうち6つの容器で目標である3%の軽量化を達成しました。清涼飲料分野の無菌の500ml・2,000mlボトルは、会員各社の技術改善の進捗により大幅な軽量化を実現しています。
今後、軽量化の進まなかった容器をはじめとして、目標達成に向けて努力を続けます。
図7 サイズ・用途別PETボトル軽量化実績(2008年度)
(出所)PETボトルリサイクル推進協議会
※1  耐熱PETボトルは高温充填の内容物に対応するもので、主に茶系飲料や果汁などの内容物に対応するPETボトルです。 拡大
※2 耐圧PETボトルは炭酸入りの内容物に対応するPETボトルです。
※3 無菌PETボトルは「殺菌された容器」に「殺菌された内容液」を「殺菌された(無菌)環境下」で常温充填する内容物に対応するPETボトルです。主にミネラルウォーターや茶系飲料で採用されています。
軽量化事例
PETボトルは、容器としての需要の広がりに伴い、成形技術・充填技術の進展等により近年目覚しい軽量化が実施されています。
アサヒ飲料株式会社
十六茶
PETボトル2,000ml
ボトル重量43g(従来重量57g)
サントリー株式会社
天然水(奥大山)
PETボトル2,000ml
ボトル重量40g(従来重量47g)
大塚製薬株式会社
ポカリスエット
PETボトル500ml
ボトル重量18g(従来重量27g)
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●PETボトルリサイクル年次報告書