3. Reduce(リデュース)
PETボトル軽量化の推進
2004年度実績比3%の軽量化が目標
推進協議会では、3R推進団体連絡会の一員として、2005年12月にPETボトルのリデュースの推進目標として「新たな技術開発を行い、2010年度までに、主な容器サイズ・用途ごとに2004年度実績対比で1本あたりの重量を3%軽量化する」という自主行動計画を掲げています。
2007年度 主要容器サイズ・用途別軽量化実績
図6のグラフに記載したデータは、推進協議会を構成する各団体(社団法人全国清涼飲料工業会、社団法人日本果汁協会、日本醤油協会、酒類PETボトルリサイクル連絡会、PETボトル協議会)への調査に基づくものであり、これらの主要品目でPETボトル総重量の70%以上を占めています。
2007年度実績では、対象15容器のうち8つの容器で軽量化が実施され、そのうち5つの容器では目標である3%軽量化を達成することができました。清涼飲料分野の無菌500ml、2,000ml、しょうゆ分野の500mlにおいては、前年よりさらに軽量化が進み目標を大きく上回ることができました。
一方で、清涼飲料用の耐圧ボトル、みりん用ボトル等については技術的な問題が残されており、軽量化が進みませんでした。今後さらに容器製造事業者と中身製造事業者が協力して研究を行い、目標達成に向けて努力を続けます。
図6 サイズ・用途別PETボトル軽量化実績(2007年度)
(出所)PETボトルリサイクル推進協議会
※1  耐熱PETボトルは高温充填の内容物に対応するもので、主に茶系飲料や果汁などの内容物に対応するPETボトルです。
※2 耐圧PETボトルは炭酸入りの内容物に対応するPETボトルです。
※3 無菌PETボトルは「殺菌された容器」に「殺菌された内容液」を「殺菌された(無菌)環境下」で常温充填する内容物に対応するPETボトルです。主にミネラルウォーターや茶系飲料で採用されています。
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●PETボトルリサイクル年次報告書