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![]() ![]() 輸出推計量を含む実質的な回収量よりPETリサイクル量を算定。リサイクル率は87.7%と推計
![]() 2007年度の指定PETボトルの回収率※1は69.2%で、前年度を2.9ポイント上回りました。
内訳は、分母の指定PETボトル販売量が573千トンで前年度比5.4%増と伸張しました。一方、分子の使用済みPETボトル回収量は397千トンで前年度比10.0%増となりました。 上記回収量は、貿易統計よりのPETボトル輸出推計量を十分に包含しているとは言い難いため、輸出推計量に基づく実質的な回収量を公表してきました。今年度は、実質的な回収量から再商品化して得られるPETリサイクル量を算定し、それを分子とする指定PETボトルのリサイクル率※2を指標化しました。2007年度のPETリサイクル量は502千トンと算定し、リサイクル率を87.7%と推計しました。
![]() ![]() ![]() 2007年度指定法人での有償分のうち、約48億円が市町村に拠出
![]() 2007年度の市町村分別収集量のうち、指定法人ルートの引渡し量が140千トン(前年度比99.7%)、一方独自処理量が143千トン(前年度比111.9%)となりました。
2007年度指定法人での平均落札価格は−38.9円/kgで前年度の−17.3円/kgより有償価格が高騰し、再商品化事業者が指定法人に支払う有償額は契約ベースで約56億円となりました。 指定法人に支払われた2007年3月〜2008年2月の有償分から総額約48億円が各市町村に拠出されました。 2008年度の指定法人への市町村からの引渡し契約量は158千トンと、前年度約17千トン増となりました。落札の結果、平均落札単価は−45.1円/kgと前年度よりさらに有償価格が高騰し、再商品化事業者が指定法人に支払う有償額は契約ベースで約72億円となりました。
![]() ![]() ![]() PET区分の見直し等の政省令が公布
![]() 2006月6月に公布された改正容器包装リサイクル法※は、2007年度に拠出金制度に係る算定方式や市町村への配分方式およびPET区分の見直しに係る政省令の改正等が行われ、2008年4月より完全施行となりました。
![]() ![]() ![]() 主体間の連携に向けた活動を推進
![]() 自主行動計画の2年目となる2007年度において、推進協議会は、リデュース、リユース、リサイクルの3R推進と、分別収集の啓発や指定法人への円滑な引き渡し等に関する広報活動の強化と充実を図ってきました。
このうち、リデュースでは、2010年度までに主な容器サイズ・用途ごとにPETボトル重量を原単位で2004年度比3%削減する目標に対して、2007年度は主な容器サイズ・用途計15種のうち8種で0.9〜10.0%の軽量化を達成しました。 リユースでは、環境省の「ペットボトルを始めとした容器包装のリユース・デポジット等の循環的な利用に関する研究会」に参加し、これまでの調査研究状況に応じて業界としての意見を報告しました。 また、3R推進団体連絡会の共同の取り組みとして、2006年度の自主行動のフォローアップ報告会、フォーラムおよびセミナーの開催やエコプロダクツ展への共同出展等を実施し、主体間の連携に向けた活動を推進しています。 ![]() (1)
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