マテリアルリサイクルによるPETボトル再商品化の流れ
選別、粉砕、洗浄などを経てフレークやペレットとなり、多様な再利用品に
使用済みボトルがきれいなものであることが重要
 PETボトルリサイクルの手法には、大きく分けて、容器包装リサイクル法施行以前から行われてきた「マテリアルリサイクル」と、2001年5月より再商品化手法として公的に認められるようになった「化学分解法」(「リサイクルフロー(2)化学分解法〜」参照)があります。
 まず、マテリアルリサイクルの流れを説明します。
 分別収集されたPETボトルは再商品化施設でフレークとなり、資源として再生されます。フレークは下の図にあるような工程で作られ、再生資源となります。
 再商品化施設の現在の能力は、2003年度は292千トンで、分別収集計画量は214千トンです。収集されたものを再商品化するための十分な能力が確保されています。
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 リサイクルの品質向上には、再商品化施設に入ってくる原料としての使用済みボトルがきれいなものであることが重要です。それによって、リサイクル設備への負荷や使用する電力などのエネルギー、洗浄に使用する水の汚れも少なくて済み、省資源・省エネルギーにつながります。
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 日本ではまだ実用化されていませんが、ボトル to ボトルでも使えるような高品質の樹脂にする方法にメカニカル法があります。メカニカル法とは、マテリアルリサイクルの一種で、マテリアルリサイクルで得られた再生樹脂をさらに熱・真空・清浄ガスで十分に洗浄し、高品質の樹脂にする方法です。
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●PETボトルリサイクル年次報告書