RING PETBOTTLE RECYCLING
再商品化事業者紹介 株式会社井上商店
 
西都・児湯資源リサイクルセンター
〒884-0003 宮崎県児湯郡高鍋町大字南高鍋8413-15
TEL.0983-23-8110 FAX.0983-23-6231
地域社会に根付いた環境配慮の取り組み
安定したPETフレークの生産のために

井上社長(左)、児玉工場長(右)宮崎県の歴史と文教の町、高鍋町で、さまざまな資源物のリサイクル事業を行っている株式会社井上商店。1957年の創業以来、50年以上にわたってリサイクル事業に取り組んできました。

容器包装リサイクル法の制定を受けて、2001年にPETボトルリサイクル事業をスタート。プラント構築の際は、当協議会のほか、地元企 業からも協力をいただきました。最初はラベルの混入が多く、なかなか品質が上がらず苦労しましたが、今ではその甲斐あって多くのお客様に満足いただける高品質のフレークを生産しています。また、出荷量を一定に保つのにも、さまざまな工夫があります。フレーク生産は気温の影響を受けるので、その時々でちょうど良い加減の見極めに苦労しています。先進的な機械よりも、人力で作業している部分が多いです。しかし、その方が扱いやすくて、良いところも悪いところもわかって、調整しやすいそうです。

「生産面もそうですが、必要な量の使用済みPETボトルが落札できるかどうかが心配です。現在の単年度入札システムでは、入荷の予定が立たず、いろいろと大変です。
PETフレークを安定生産するためには、安定した使用済みPETボトルの入荷が不可欠。事業系も含めて、集めるのに苦労しています。」と井上社長です。

地域住民の協力で集まるきれいなPETボトル

説明を受けるRING委員工場には家庭系と事業系のPETボトルが集められてきますが、家庭系のものはキャップもラベルも取れた真っ白できれいなものばかり。
高鍋町とその周辺地域では、「キャップとラベルは、はがして出す」ということが住民に浸透しているようです。また、環境に対する意識も高く、毎年、地元の婦人部や小学校からの見学申し込みがあります。

地域社会と良い関係を築きながらリサイクル事業を行っている(株)井上商店。今日も、環境への配慮を欠かさず、地域に根付いた取り 組みを続けています。

代表取締役 井上 博功
工場長 児玉 行男
 
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