RING PETBOTTLE RECYCLING
PETボトルの「ケミカルリサイクル」 シリーズ最終回 <ボトルtoボトルの実現>
 回収されたPETボトルを化学的に原料まで分解し、精製した後、再びPET樹脂を製造する「化学分解法」により、従来の石油から製造する樹脂と同等の品質の樹脂が作れます。これを「ケミカルリサイクル」といいます。この樹脂を使用したボトルtoボトルは、2004年3月に内閣府の食品安全委員会にて「安全」が確認されました。また、中味メーカー(清涼飲料、しょうゆ、酒類、乳飲料等)の厳しい内容物テストや味覚テストでも、石油由来の原料から製造されたPETボトルと同等の評価を得ました。今回のテーマは「ケミカルリサイクル」。日本だけの、世界で初めて企業化された技術はどこが凄いのか、どんな優しさがあるのでしょうか。
【リサイクルの流れ】
PETボトル
 マテリアルリサイクル → 従来リサイクル → 繊維製品、シート<タマゴパック>、成形品
 ケミカルリサイクル → 化学分解法 → 飲料ボトル
【ケミカルリサイクルのシステム】
【ケミカルリサイクルの特長】
(1)ムダのない完全循環型システム・・
回収されたPETボトルは、再度飲料ボトルに戻ります。
(2)大切な資源を節約!・・・
新たな石油由来の原料が不要なので、地球の資源を節約できます。
(3) 省エネルギー!・・・
リサイクルに要するエネルギーは、石油由来の方法に比較して約半分です。
(4)安全!安心! ・・・
化学的に石油由来のPETボトルと同一素材、同一方法で製造。安全・安心は石油由来のPETボトルと同じです。
2004年からは、20本に1本の割合で<ボトルtoボトル>で製造された商品が消費者に愛用されています。外見からは、石油由来のPETボトルとの違いがまったくわからない同一のPETボトル。安全・安心もまったく一緒です。今日、自動販売機で、スーパーで、コンビニで買ったお茶が、ミネラルウォーターが“その1本”かも知れません。
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PETボトルリサイクル推進協議会PET