RING PETBOTTLE RECYCLING
2002年度から小・中学校で開始された「総合的な学習の時間」。学校独自のものが求められる学習形態ということから、各学校は実践教育をふんだんに盛り込んだ授業に取り組んでいます。また自治体は積極的に関連施設の開放、プログラムの提供などで学校の後押しをしています。そんな中、環境学習に非常に注目が集まっています。積極的に取組む事例の一部を今回ご紹介いたします。
自分たちの住む町を自分たちの手で美しく
海津町立大江小学校−岐阜県−
分別例

大江小学校の職員室横は毎朝ごみ拾い申告の児童が長蛇の列を作ってにぎやかです。
毎登校時に、児童たちは自主的に通学路のごみ拾いをしてきて、学校で職員室横にある、6つの箱に分別します。

一人ひとりが拾ってくるものは、たばこの吸殻であったり、ダンボールの切れ端だったりと、少しずつですが、無理なくできるということで全校児童が毎日活動しています。
この活動のきっかけは、7年程前のこと。
一人の児童がごみを拾って学校にもってきたところ、「えらいねぇ」と褒められたことに始まり、それを聞いた他の児童も「じゃあ、私も。僕も。」と拾い出し、これが全校児童に広まりました。
きっかけは「ほめられたい」という意識からの出発でも、人前でごみ拾いを実施する勇気と「町を美しくしたい」という善行の芽を大切にしたいと考え、学校側は毎週全校朝会で、『善いこと見つけ』をした子として名前を呼び上げ皆でほめたたえています。高学年のごみを拾う姿をみて、中・低学年も自主的にごみ拾いに参加するようになり、今では大江小学校の伝統となり児童たちの誇りとなっています。
昨年はこの継続的な取組みが認められて、(社)食品容器環境美化協会主催の、第2回環境美化教育優良校等表彰で[散乱防止部門]で優秀校(食環協会会長賞)に選ばれました。

朝のごみ拾いの申告風景   朝のごみ拾いの申告風景
朝のごみ拾いの申告風景  
リサイクルプラザに行ってみよう!
クリーンパーク茂原−栃木県−
自治体のごみ処理、資源の中間処理、また環境問題の啓発の場として、近年急激に増えてきた複合施設、リサイクルプラザ。環境学習に、社会科のごみの勉強で、自治会や各種団体の勉強会に、と子どもから大人まで広く活用され、今注目を集めています。今回は、栃木県宇都宮市にある「クリーンパーク茂原」をご紹介します。
エコショップ

『環境未来館』内にある
“エコショップ”
環境に配慮した商品が展示・紹介

宇都宮市を始め 上三川町・上河内町・河内町・石橋町の1市4町約53万人分のごみ処理および資源の中間処理を行なうクリーンパーク茂原・リサイクルプラザ。焼却ごみ390t/日・資源ごみ135t/5hの処理能力で、2001年3月から稼動を始めました。周辺に生息するオオムラサキの保護に努めながら、そのオオムラサキをモチーフに自然と一体となった清潔感の漂う施設です。
リサイクルプラザ内にある環境学習センター『環境未来館』には、近隣の小学校生や自治会の人々を中心に、昨年度1年間で約3万人が見学に訪れました。リサイクルプラザには、PETボトルリサイクル推進協議会提供のPETボトル再商品化製品や再商品化の流れのポスターなども展示してあります。ぜひ、機会がありましたら足をお運びくだ
さい。
環境未来館 『環境未来館』
住所:栃木県宇都宮市茂原町777番地1
TEL 028-655-6030 
FAX 028-655-1577
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