大江小学校の職員室横は毎朝ごみ拾い申告の児童が長蛇の列を作ってにぎやかです。
毎登校時に、児童たちは自主的に通学路のごみ拾いをしてきて、学校で職員室横にある、6つの箱に分別します。
一人ひとりが拾ってくるものは、たばこの吸殻であったり、ダンボールの切れ端だったりと、少しずつですが、無理なくできるということで全校児童が毎日活動しています。
この活動のきっかけは、7年程前のこと。
一人の児童がごみを拾って学校にもってきたところ、「えらいねぇ」と褒められたことに始まり、それを聞いた他の児童も「じゃあ、私も。僕も。」と拾い出し、これが全校児童に広まりました。
きっかけは「ほめられたい」という意識からの出発でも、人前でごみ拾いを実施する勇気と「町を美しくしたい」という善行の芽を大切にしたいと考え、学校側は毎週全校朝会で、『善いこと見つけ』をした子として名前を呼び上げ皆でほめたたえています。高学年のごみを拾う姿をみて、中・低学年も自主的にごみ拾いに参加するようになり、今では大江小学校の伝統となり児童たちの誇りとなっています。
昨年はこの継続的な取組みが認められて、(社)食品容器環境美化協会主催の、第2回環境美化教育優良校等表彰で[散乱防止部門]で優秀校(食環協会会長賞)に選ばれました。
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