■伸びるPETボトルの需要
PETボトルの生産量は1993年で約12万トン。そして昨年2000年には約36万トンで8年間におよそ3倍の需要増となっています(清涼飲料、醤油、酒類のPETボトル)。伸びた背景にはやはりPETボトルの優れた特性があったと思われます。
(1) 落としても割れず、丈夫で安全である
(2) 軽くて持ち運び、取扱いに便利
(3) 食品用容器として衛生的に適している
(4) 透明で中身も見え安心でき、外観も美しい
(5) 開栓をしても再封性がある(リキャップ性)
といったことが消費者に受け入れられたと考えられます。
■リサイクルへの取組み
 1997年の容器包装リサイクル法の施行と共にPETボトルのリサイクルは知られるようになっていますが、法律の適用される前から業界として自主的にリサイクルに取組んできました。
 1982年にPETボトル協議会、1993年にPETボトルリサイクル推進協議会を設立して、使用後のPETボトルの再商品化に向けて様々な活動をしてきました。
 PETボトルの分別収集を市町村に働き掛け、また再商品化施設(再処理工場)の充実をはかり、さらに再商品化された商品の採用を各方面にお願いしてきました。
 法律の施行後は当協議会や、所属の各社がより一層の働き掛けを強化し、また消費者や自治体のご理解も深まってリサイクル率も大きく伸びています。
 循環型社会の実現に向けて、関係される多くの方々と共に今後も努力を継続させていきます。
2001NEW環境展でPR活動 (2001年5月29日〜6月1日/東京ビッグサイト)