国内向け用途別再生PETフレーク量を調査
推進協議会では、2006年度より用途別再生PETフレークの受け入れ量に関して、国内再商品化製品利用事業者にアンケート調査を実施しています。
推進協議会では、250千トンのフレークが国内で再使用されていると推定していますが、確認された2009年度の国内向け用途別フレークの総量は、175千トンに留まりました。
表3 2009年度国内用途別再生フレーク量
(単位:千トン)
用途 |
2007 |
2008 |
2009 |
国内総量 |
国内総量 |
国内総量 |
% |
シート |
101.2 |
95.7 |
95.1 |
54.3 |
繊維 |
83.7 |
87.5 |
72.7 |
41.6 |
ボトル |
11.1 |
4.7 |
1.7 |
1.0 |
成形品・その他 |
7.6 |
3.8 |
5.5 |
3.1 |
総計 |
203.5 |
191.7 |
175.0 |
100.0 |
|
(出所)PETボトルリサイクル推進協議会
※ |
千トン未満を四捨五入してあるため、合計数値があわない場合があります。 |
国内での具体的製品別フレーク使用量を調査
PETボトルが、国内にて具体的に何にどれ位の量がリサイクルされているのかという疑問に答えるべく、2008年度より、繊維やシートといった用途からさらに具体的な製品カテゴリーに分けて調査を行いました。
シートでは、卵パック等食品用トレイが73千トン 繊維では、自動車関連が29千トン
各用途別の具体的製品例と再生PETフレークの使用量を表4に示します。
なお、表3のボトル用途1.7千トンは、全てマテリアルリサイクルによる洗剤等の非食品PETボトル用フレークであり、化学分解法によるボトルtoボトル品はありません。
表4 具体的製品例と使用量
(単位:千トン)
|
製品例 |
使用量 |
シート |
食品用トレイ(卵パック、果物トレイ等) |
67.4 |
食品用中仕切(カップ麺トレイ、中仕切) |
5.5 |
ブリスターパック(日用品等ブリスター包装用) |
12.1 |
その他(工業部品トレイ、事務用品等) |
10.0 |
繊維 |
自動車関連(天井材や床材等内装材、吸音材) |
29.0 |
インテリア・寝装寝具(カーペット類、布団等) |
15.1 |
衣料(ユニフォーム、スポーツウエア等) |
13.0 |
土木・建築資材(遮水、防草、吸音シート) |
9.5 |
家庭用品(水切り袋、ハンドワイパー等) |
4.1 |
その他(テント、防球ネット、作業手袋、エプロン) |
2.0 |
ボトル |
非食品用ボトル |
1.7 |
成形品 |
一般資材(結束バンド、回収ボックス、搬送ケース) |
1.0 |
土木・建築資材(排水管、排水枡、建築用材等) |
1.9 |
その他(ごみ袋、文房具、衣料関連等) |
2.4 |
他 |
その他(添加材、塗料用、フィルム等) |
0.2 |
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(出所)PETボトルリサイクル推進協議会
図12 2009年度PETボトルの回収/再商品化の流れ
(単位:千トン)
(出所) |
○ |
指定PETボトル販売量、事業系ボトル回収量、国内向け回収量、国内向けフレーク量:PETボトルリサイクル推進協議会 |
|
○ |
市町村分別収集量:環境省 |
|
○ |
指定法人ルート量、指定法人ルートのリサイクル量:公益財団法人日本容器包装リサイクル協会 |
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○ |
輸出量、PETリサイクル量:PETボトルリサイクル推進協議会の推計値 |
※ |
千トン未満を四捨五入してあるため計算値があわない場合があります。 |
(8)
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