世界最高水準をキープ
2009年度の回収率の「分母」となる指定PETボトル販売量は、564千トンで、ほぼ前年度並みとなりました。
一方、回収率の「分子」となる市町村分別収集量と事業系ボトル回収量の合計量は437千トンで、前年度と比べて1.8%減でした。その結果、回収率は77.5%で、前年度を0.4ポイント下回りました。(図1)
日本の回収率を2009年の欧州回収率48.4%、米国回収率28.0%と比較すると、これまで通り世界最高水準をキープしています。(図2)
なお、2007年に指定PETボトル(※1)の回収率の定義を改訂しました。(※2)
図1 PETボトルの回収率の推移
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市町村分別収集量は環境省資料(2009年度は速報値) |
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事業系回収量・事業系ボトル回収量・PETボトル販売量はPETボトルリサイクル推進協議会資料 |
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樹脂生産量は、指定PETボトル用樹脂の生産量。PETボトル協議会資料 |
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千トン未満を四捨五入してあるため、合計数値があわない場合があります。 |
図2 日米欧のPETボトルリサイクル状況比較
(出所) |
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米国=NAPCOR |
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欧州=PETCORE |
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日本=PETボトルリサイクル推進協議会(2001〜2004年度は旧回収率) |
※1: |
指定PETボトルは、飲料、特定調味料の用途からなっています。 |
※2: |
「回収率」は、経済産業省主催の資源循環指標調査検討委員会(2002年6月、報告書『資源循環指標策定ガイドライン』を公表)に定められており、そのガイドラインに「分母は、国内にて消費された製品」とあるのを受け、2005年度分より、分母を従来の「指定PETボトル用樹脂生産量」から「指定PETボトル販売量」に、改訂いたしました。 |
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市町村分別収集量は前年度並み
2009年度の市町村分別収集量は、287千トンと前年度を4千トン上回りました。また、分別収集計画量312千トンには25千トン及びませんでした。
事業系ボトル回収量は前年度比7.5%減
推進協議会は2001年度から使用済みPETボトルのうち市町村分別収集以外でリサイクルされた事業系ボトル回収量について独自に調査を進めてきました。この調査は第三者調査機関により、使用済みPETボトルを再利用のために回収を行う事業者を対象とし、回収品の受け入れ量をアンケート調査により計測しています。今回の調査は、調査先411社のうち289社から回答を得ることができ、2009年度事業系ボトル回収量150千トンが確認されました。これは、前年度を7.5%下回りました。
(2)
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