RING PETBOTTLE RECYCLING

ご挨拶

PETボトルリサイクル推進協議会会長 水戸川 正美
 2013年6月、PETボトルリサイクル推進協議会会長に就任いたしました。
 私どもPETボトルリサイクル推進協議会会員企業は、PETボトルを介して、飲料・しょうゆ・酒類等を送り出すことにより、豊かで健康な暮らしを消費者に提供してきました。安全・安心かつ利便性の高い商品の提供のため、今や、PETボトルをはじめさまざまな素材の容器は現代社会に不可欠となっております。
 当推進協議会に課せられた最大の役割は「容器包装リサイクル法」を中心として、市民の分別排出から始まる使用済みPETボトルのリサイクルシステムを円滑に発展させ、そのリサイクルの基盤を盤石なものとすることです。
 また、循環型社会を維持発展させるために、3R推進団体連絡会の一員として、2015年を目標年度とする「第二次自主行動計画」を策定・公表し、3Rのさらなる深化を目指す活動を着実に推進しております。RING誌におきましてはこれらの活動内容を正確にお伝えすることに心がけてまいりますので、関係の皆さま方のご協力をよろしくお願い申し上げます。
PETボトルリサイクル推進協議会専務理事 宮澤 哲夫
 2013年6月、PETボトルリサイクル推進協議会の専務理事に就任いたしました。
 使用済みPETボトルは、容器包装リサイクル法の下、市民の皆さまの分別排出と市町村の方々の分別収集、そして、事業者による再商品化という役割分担によって、おかげさまで世界に冠たる精度の高いリサイクルのシステムを構築することができました。
 今や“PETボトル”といえば、“リサイクル”と連想されるまでに認知度が上がり、回収資源としての価値も向上いたしました。しかしその一方、せっかく分別収集されたボトルが十分に事業者に引き渡されず、国内のリサイクルのインフラやシステムは揺らごうとしております。この問題に関して私どもは、(公財)日本容器包装リサイクル協会とも協力して、対応策の検討を行ってまいります。今後、その成果に期待をし、フォローしていきたいと考えております。使用済みPETボトルが国内で正確に安定してリサイクルされることは、資源としての有効活用とともに、CO2削減の効果の意味からも重要であると捉えており、皆宮澤 哲夫さまとより一層の連携を図っていく必要があります。ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

PETボトルQ&A

リサイクル推奨マークのついたPETボトル「再利用品」とは何?また、認定基準や制限はあるのでしょうか?

回収された使用済みPETボトルで、日本国内で再商品化されたPETボトルフレーク、ペレットまたはパウダーが25%以上原料として使用されており、商品の主要構成部材として利用されているものに、PETボトル協議会の推奨マーク認定委員会が認定しています。

容器包装リサイクル法の2回目の見直しを行っているのですか?
 

1995年に施行された容器包装リサイクル法は、その後法に記載された施行10年後の1回目の見直しを行い、2008年に改正施行(現行法)されました。現在、改正容リ法の付則に記載された5年後の見直し(通算2回目)により、2013年9月より経産省・環境省共催による産構審・中環審の合同会合と、農水省の懇談会が開催されています。

PETボトル協議会が2013年4月〜2014年3月末までに、新たに「PETボトルリサイクル推奨マーク」の使用を認定した再商品化製品のご紹介。

PETボトル協議会が2013年4月〜2014年3月末までに、新たに「PETボトルリサイクル推奨マーク」の使用を認定した再商品化製品のご紹介。

編集後記

 今号の特集では、杉山教授からお話を伺い、率直なご意見をいただきました。PETボトルはリサイクルの優等生との評価をいただきました。事業者の意見が、市民・行政の皆さまに正確に、効率よく届くよう、主体間の連携をさらに深化させていかなければならないと気持ちをあらたにしました。市町村紹介では、川越市と船橋市のステーション収集と市民への啓発活動をご紹介しました。さらに、高度なリサイクルの視点から、ペットリファインテクノロジー株式会社のケミカルリサイクルシステムとサントリーホールディングス株式会社のメカニカルBtoBの採用をご紹介しました。各主体がそれぞれの責任を果たし、PETボトルのリサイクルの輪が繋がっています。(T)

PETボトルリサイクル推進協議会 会員団体 一般社団法人 全国清涼飲料工業会 PETボトル協議会 一般社団法人 日本果汁協会 日本醤油協会 酒類PETボトルリサイクル連絡会

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