RING PETBOTTLE RECYCLING

再生樹脂利用事業者紹介

クリーンテックス・
ジャパン株式会社

〒651-2271
兵庫県神戸市西区高塚台2丁目1−11
TEL 078-991-3300

画像:ダストコントロールマット

ダストコントロールマット

業界初PETボトル再生繊維製品を販売

 クリーンテックス・ジャパン株式会社は、1967年に米国ジョージア州に誕生したクリーンテックス社を親会社に持ち、1975年に日本市場に参入し1980年に設立された、日本で初めてラバーバッキングのダストコントロールマットを製造したマット専門メーカーです。
 1998年頃他社とは違う製品を作りたいというコンセプトの元、最初の使用済みPETボトル再生繊維を使った製品を開発。ナイロン繊維製品が主流であった当時、PETの再生繊維を用いた製品の販売はダストコントロール業界初の試みでした。PETボトルリサイクル推奨マーク(以下、推奨マーク)を取得したのもこの時です。
 グリーン購入法の施行によりマットにもリサイクル品が求められるようになっています。特に官公庁ではリサイクル品であることが証明された製品でなければ採用されないということもあり、基準が分りやすく、申請書類もシンプルで、広く認知されている推奨マークの取得に至りました。
 「推奨マークを付けたことでリサイクル製品の証明になり、多くの会社にご採用いただいています。」と開発部の杉本氏。環境に優しいPETボトル再生繊維を使用したマットは、環境意識の高いお客様に提案する際に訴求性の高い商品となっています。

品質へのこだわりと今後の課題

 ビルや店舗の入口に敷かれ、多くの人がその上を歩くマットには高い耐摩耗性や、定期的に洗濯されることからクリーニングによる色落ちや劣化への耐洗濯性が求められます。でき上がったマットは厳しい品質チェックをクリアした後、販売されています。
 従来主流であったナイロン繊維に比べ、PETボトル再生繊維は分子量が大きいためアルカリ洗剤を使った洗濯に強く、劣化しにくいので長い間風合いを維持できるという優れた点があります。その反面、PET樹脂の特性として硬く、折れてしまうと形が戻りづらく風合いが劣ってしまう欠点があるので、この点を解消することで、業界の新たな主流になるよう取り組んでいくことが、今後の課題です。

さまざまな環境問題に企業全体で取り組む

 繰り返し使えるマットにPETボトル再生繊維を採用し、さらに環境負荷の少ない製品を開発しているクリーンテックス・ジャパン株式会社は2000年7月にISO14001を取得し、環境負荷の少ない製品を作るとともに、ゼロ・エミッション化やゴム端材のマテリアルリサイクルに取り組んでいます。また、企業全体で電子化を進め書類の削減を行うなど、社会に貢献できる組織でありたいと取り組んでいます。

海を越えて広がる環境への思い

 現在、台湾に展開している日本の大手コンビニエンスストアにPETボトル再利用品のダストコントロールマットが採用されていますが、その際にはクリーンテックス・ジャパン社の強い意志を受けて台湾の商標庁に「PETボトルリサイクル推奨マーク」を登録し、同社製品の推奨マークの商標表示を保護しています。
 地球に優しい商品の開発を目指すクリーンテックス・ジャパン株式会社の思いは海を越えて広がっています。

代表取締役社長 大山 済世
開発部 次長 杉本 光洋
営業本部 営業企画課 スーパーバイザー 加藤 博久

画像:左から大山氏・杉本氏・加藤氏

TOPICS

京浜急行電鉄バスグループは全車両にPETボトル再生地をバスのシート地に採用!

臨港バスの車内で、PETボトルリサイクル推奨マークを発見!
親会社である京急グループでは2002年から環境に配慮したPETボトルの再生生地をバスのシート地に採用。500mlPETボトル約18.4本からシート1脚分がつくれるのです。現在では京急グループのバス全車両のシート地に導入済です。

画像:京浜急行バス

画像:京浜急行バス車内

京浜急行バス車内(現在この柄は使用していません。)

京急グループのバス[京浜急行バス、羽田京急バス、横浜京急バス、湘南京急バスの全車両(2013.9.16現在)、臨港バスの路線バス全車両(2014.1末現在)]に導入。

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