RING PETBOTTLE RECYCLING

アジア3R推進フォーラム第4回会合

 環境省が国連地域開発センター(UNCRD)、開催国政府機関とともに毎回主催者となっている、アジア3R推進フォーラム※1(第4回、2013年3月18日~20日、ベトナム・ハノイにて開催)において、2日目の主体間連携に関する討議を行うラウンドテーブル4にて「ごみから有価資源へ:日本のPETボトルリサイクル事例」を発表する機会を得ました。
 日本では事業者のリサイクル適性向上などの取り組みに加え、容リ法施行により「市民が分別排出、市町村が分別収集、事業者が再商品化する」という役割分担を行ったこと、さらに市民・自治体・事業者の主体間連携を強化してきたこと、それの具体的な一例として、自治体や事業者が3Rの意識の高い市民リーダーの育成を支援し、市民リーダーから一般市民の方々へ、さっと洗い、キャップやラベルをはずす目的や成果などの理解を深めていただくことにより、高品質なPETボトルリサイクル品や高いリサイクル率が達成できたことをアピールしました。各国で現在ごみとして困っている使用済み品も、日本のPETボトルリサイクルの取り組みや仕組みを参考として方策を考えれば、有価資源となる可能性があることを強調しました。また、当方の発表に続いてNPO法人 持続可能な社会をつくる元気ネットが、アジア3R推進市民フォーラム参加団体としてNGO・市民社会と国や事業者の取り組みや連携を紹介しました。
 環境省には準備段階からラウンドテーブル4での発言確保に至るまで、大変お世話になりました。

※1 アジア3R推進フォーラム:日本の提唱により、アジア各国における3Rの推進による循環型社会の構築に向け、アジア各国政府、国際機関、援助機関、民間セクター、研究機関、NGO等を含む幅広い関係者の協力の基盤となるものとして、平成21年11月に設立。

アジア3R推進フォーラム会議風景

アジア3R推進フォーラム会議風景

画像:会場にて、左より高橋氏、東氏

会場にて、左より高橋氏、東氏

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