RING PETBOTTLE RECYCLING
リサイクル工場紹介
さいたまペットボトルリサイクル株式会社
埼玉県児玉郡神川町大字二ノ宮808番地6
TEL 0495-77-1078 FAX 0495-74-1482
年間処理能力:10,000トン
 さいたまペットボトルリサイクル株式会社は2003年4月に稼働開始。(財)日本容器包装リサイクル協会の再商品化事業者として登録されています。
 工場所在地は埼玉県児玉郡神川町の「うめみの工業団地」で、小高い丘の上にあります。すぐ近くには日本武尊の創建と伝えられる武蔵二ノ宮の金讃神社があり、境内には重要文化財の多宝塔が建っています。
 神川町は埼玉県北西部に位置し、西側を流れる神流川の対岸は群馬県藤岡市や鬼石町になります。したがって、処理するPETボトルは地元の市町村や埼玉県および群馬県からのものが主となっています。
 工場の特徴としては、アルカリ洗浄をしてターボウォシャーでPET表面の汚れを削り落とし、高品質のフレークに仕上げることです。洗浄に使った水は排水処理施設で処理し、半分は再使用して水の節約に努めています。また、不要のラベルや着色ボトルは破砕機で粉砕した後グラッシュレーターという機械で減容して、顆粒状の固形燃料にしています。
 北岡社長のお話では「処理能力(年間10,000トン)に対し、PETボトルが不足しており、現在は能力の半分程度しか処理をしていません。工場を見学される色々な市町村の方には、循環型社会の形成のためにもPETボトルの回収量をもっと増やしていただくようにお願いしています」とのことでした。
 石井工場長からも「近隣の市町村にはPETボトルの回収頻度を増やして貰うように要望をしております。また、少ないエネルギーで品質の良いフレークを作るために、ボトル内部の洗浄やキャップやラベルの分離の協力もお願いしています」と話をしていただきました。
株式会社環境開発(リサイクルプラント)
福岡県福岡市西区大字太郎丸801番地1
TEL 092-805-3434 FAX 092-805-3435
http://www.kankyo-k.co.jp/
年間処理能力: 9,000 トン
 株式会社 環境開発は1963年に福岡市の上下水道設備保守を主業務として創業。その後、公園・高速道路管理や廃棄物収集・運搬・処理などの環境関連業務を拡大させています。
 2000年4月に『リサイクルプラント』を設立、「あきびんとPETボトルの選別処理施設」を設置して福岡市から資源ごみの選別業務を受託、2003年4月には「PETボトル再処理施設」を建設して稼働させています。この再処理施設は(財)日本容器包装リサイクル協会の再商品化事業者として登録になっています。『リサイクルプラント』は福岡市の西部に位置し、元寇の防塁が点在する今津湾が眼前に広がっています。カブトガニの産卵場所にも近く、設置時には環境には特に配慮をしたので、現在は敷地内に野鳥も棲みついているそうです。「PETボトル再処理施設」はガラス等の異物混入を防ぐための工程(回転式分離装置等)が多く、その結果PETボトルはきれいなフレークに生まれ変わっています。
 処理設備にはイタリアやドイツの機械が多く導入されていますが、自社技術部門で数多くの改善も加えるとともに、機器の保守保全を十分に行ない品質の維持向上に努めている様子がうかがえます。
 同社の稲永常務は「福岡市は、現在はPETボトルとびんの混合収集ですがガラスの混入がないように処理工程を増やして、フレークの品質維持には自信を持っています」と胸を張っていました。また、「1年間の稼働実績を踏まえて処理能力も向上させて能力には余裕があり、PETボトルをもっと多くリサイクルさせたい。そのためにも分別排出・分別収集で資源として生かせるよう関係する皆さんの一層の協力をお願いしたいものです。」とも語っていました。
 横山リサイクルプラント所長からも「この施設見学に市民や地域のごみ推進委員の方々、小中学生の皆さんなど年間2,500人もの方が見えられましたので、環境学習室を設けて対応をしています。今後もより多くのPETボトルがリサイクルされるように当社としても見学者に大いにアピールをしていきます。」との力強いコメントがありました。
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Vol.13PETボトルリサイクル推進協議会