7 推進協議会の取り組み

(3)フォローアップ報告、フォーラム、セミナーなどを共同実施

3R推進団体連絡会 自主行動計画フォローアップ報告・記者説明会

推進協議会が参画する3R推進団体連絡会は、容器包装の3Rに係る八団体により結成され、2006年3月に2004年度を基準年度とする第1次自主行動計画を発表し、その後毎年度の進行状況を、翌年の12月にフォローアップ報告として報道関係者に説明し公表してきました。自主行動計画は「Ⅰ.事業者による3R推進に向けた行動計画」および「Ⅱ.主体間の連携に資するための行動計画」の2本の柱で構成され、事業者の決意を表明しています。

2019年度は第3次自主行動計画に当たる自主行動計画2020の4年目となり、連絡会ではその総括を2020年12月10日に経団連会館においてフォローアップ報告を行いました。なお、数値目標の基準年度は第1次計画を継続し、2004年度としています。

自主行動計画2025の策定と公表

「容器包装3Rのための自主行動計画」は5年ごとに計画見直しを行い公表しています。2021年度から2025年度までの5年間の自主行動計画2025を策定し、4月に公表しました。八団体の共通項目と各団体の個別部分から構成されています。自主行動計画2025は、第4次自主行動計画に当たります。

第15回容器包装3R推進フォーラム

2006年度からスタートした「容器包装3R推進フォーラム」は、自治体・市民・事業者などのさまざまな主体が連携して容器包装3Rを推進する場づくりを目的として開催しています。

2020年度の第15回フォーラムは、新型コロナ感染症の影響を考慮し、Webでの開催としました。2021年1月28日から2月1日までの間、Web録画配信(フォーラムHP、YouTube)を行い、たいへん多くの皆さまに参加していただくことができました(参加登録者数296名)。

基調講演を東京大学未来ビジョン研究センターの高村ゆかり教授から「プラスチック問題から3Rを考える」と題してご講演をいただきました。また、「国からの報告」として経済産業省横手広樹課長、環境省 平尾禎秀室長、農林水産省 菅井剛課長補佐のお話しを伺いました。

3R推進団体連絡会の活動報告を久保直紀氏(3R推進団体連絡会幹事長、プラスチック容器包装リサイクル推進協議会 専務理事)より行いました。

また、取り組みの事例報告として、古澤康夫氏(東京都環境局資源循環推進部資源循環推進専門課長)、鈴木隆博氏(イオン株式会社 環境・社会貢献部長)、岡見厚志氏(World Seed代表理事)から報告を受けました。

報告を通して容器包装3Rに関する政策、研究成果など関係各主体の先進的な取り組み事例についての情報共有を図りました。

容器包装3R交流セミナー

3R推進団体連絡会と3R活動推進フォーラムでは、市民、NPO団体、国、都道府県、市町村の行政機関、事業者など多様なステークホルダーが一堂に会して議論をする場として<容器包装交流セミナー~容器包装の3Rに関する市民・自治体・事業者との意見交換会~>を開催しています。

2020年度は、函館市(9月24日)、松本市(11月16日)において、感染対策を行った上で開催し、貴重な意見交換をすることができました。

主体間の信頼と連携・協働の輪が拡大することを期待し、容器包装3Rの推進、廃棄物の発生抑制、資源循環、環境負荷の低減など、より一層取り組みを進めていきます。

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