7 推進協議会の取り組み

(2)情報発信・普及啓発に向けての多様な取り組みを推進

「PETボトルリサイクル年次報告書2020」発刊にともなう記者説明会の開催

「PETボトルリサイクル年次報告書2020」」の発行に合わせ、2020年は新型コロナウイルス感染拡大を受け経団連会館(東京都千代田区)からオンラインにて記者説明会を開催、35社39名のメディア関係者が出席しました。本書発行20周年を記念し、PETボトル自主設計ガイドライン、リサイクル推進の歩みなどの掲載の他、PETボトルリサイクルの現状や課題、推進協議会が掲げる「3R推進に向けた自主行動計画」の活動状況や今後の展望などについて報告を行いました。

「エコプロOnline2020」への出展

推進協議会は3R推進団体連絡会の八団体の一員として環境の展示会「エコプロ2020」に参加しました。2020年の「エコプロ2020」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、出展形態を集合型からオンライン型の「エコプロOnline2020」(11月25~28日)に変更し開催されましたが、企業や行政機関などが出展し、3日間で延べ約2万7千人が参加。リサイクル啓発コーナーの「エコスタディルームOnline」ブースには約6千人、うち3R推進団体連絡会のページに約1,500人が参加し、学校・教育機関でのオンライン学習教材などで役立てられました。

広報誌「RING」の発行

推進協議会の広報誌「RING」では、有識者へのインタビューの他、資源循環型社会形成を目指す自治体の取り組みや再生樹脂利用事業者紹介など、さまざまな角度からPETボトルに関する情報を発信しています。

2021年6月発行のVol.39では、「みんなの連携でPETボトルをリサイクルしています。」をテーマに、PETボトルの3Rに不可欠なキャップ、ラベルや使用済みPET樹脂から包装フィルムを開発された各サプライヤーより最新技術の紹介と開発担当者へのインタビューのほか、容器包装の3R推進に向けた「自主行動計画2025」や東京都調布市、三重県志摩市の自治体の活動紹介、再生樹脂利用事業者としてアートファクトリー玄株式会社の環境への取り組みなどを紹介しています。

ホームページの充実と啓発ツールの提供

推進協議会のホームページではPETボトルリサイクルに関する正しい知識の提供やユーザーの利便性向上のため、タイムリーな情報更新を行っています。2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、例年最多アクセス数となる、6月の環境月間で大幅な減少がみられ、前年比で延べ5万件減少の約93万件となりました。

10月には、リサイクル学習をおこなっている横浜市立川和東小学校から出前授業の要請を受け、再生原料となるPETボトルを粉砕・乾燥させたフレークの実物をみながら、4年生の児童に対してPETボトルのリサイクルについて説明しました。また、引き続き全国の自治体などにPETボトルリサイクルに関するデータや啓発ツールの提供を行いました。

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