6 Recycle(リサイクル)
2019年度の使用済みPETボトルの輸出量を2017、2018年度の輸出量とともに表5(フレーク状もの)、表6(ベール品)に示しました。
フレーク状のものの輸出は、2017年度その大半を占めていた中国が2018年からの廃プラスチック輸入禁止措置により、東南アジア、韓国、台湾へその輸出先を変え輸出量は23%減となりました。2019年度はほぼ傾向は変わらず、対前年比104%と若干の増加となりました。2019年度も東南アジアにおけるフレーク需要は継続しています。
ベール品の輸出は、2017年度から2018年度にかけて韓国、台湾への輸出量が急増しました。これは日本のPETボトルが無色透明で品質が良くリサイクルに適しているためで、2019年度もベール品の輸出量は減少したもののマレーシア、台湾、韓国などでの需要は継続しています。
今後、プラスチックの輸出に係るバーゼル法該非判断基準が策定されます。これら使用済みPETボトルの輸出にどのような影響がでるのか注視していく必要があります。