
自主行動計画フォローアップ報告記者説明会)
(2017年12月11日)
推進協議会が参画する3R推進団体連絡会は、容器包装の3Rに係る八団体により結成され、2006年3月に2004年を基準年度とする第1次自主行動計画を発表し、その後毎年度の進行状況を、翌年の12月にフォローアップ報告として報道関係者に説明し公表してきました。自主行動計画は「Ⅰ.事業者による3R推進に向けた行動計画」および「Ⅱ.主体間の連携に資するための行動計画」の2本の柱で構成され、事業者の決意を表明しています。2016年度は第3次自主行動計画の初年度となり、連絡会ではその総括を2017年12月11日経団連会館においてフォローアップ報告をしました。なお、数値目標の基準年度は第1次計画を継続し、2004年度としています。

講演される吉岡教授
(2017年10月4日)
2006年度からスタートした「容器包装3R推進フォーラム」は、自治体・市民・事業者などの様々な主体が連携して容器包装3Rを推進する場づくりを目的として開催しています。
2017年10月4日に開催地を中央区日本橋に164名の来場者を迎えて、第12回フォーラムを開催しました。今年度のフォーラムは、東北大学大学院環境科学研究科研究科長 吉岡敏明教授の「持続可能な社会に向けて~新たな価値創造と資源循環のあり方~」をテーマとした基調講演を皮切りに、「国からの報告」と題して、経済産業省高角課長、環境省小笠原室長、農林水産省河合室長のお話しを伺いました。
また、事例報告として、「中央区の3Rの取り組み」について町元賢治氏(中央区中央清掃事務所清掃事業係長)、「環境配慮設計の取組」ついて遠藤雅人氏(森永乳業株式会社生産部環境対策グループ長)、「プラスチック容器包装のケミカルリサイクル」について久保直紀氏(プラスチック容器包装リサイクル推進協議会専務理事)、「次世代に引き継ぐ環境のリレー持続可能な3R普及活動」について伊藤美智子氏(中央区環境保全ネットワーク代表)から報告を受けました。
報告を通して容器包装3Rに関する政策、研究成果など関係各主体の先進的な取り組み事例についての情報共有を図りました。
そののち、パネルディスカッションでは、事例報告への質疑を通して、「環境価値」、「知る価値」、「知らせる価値」、「海・川ゴミ」をキーワードにして活発な意見が交わされました。
2013年度から、経済産業省・環境省・農林水産省をはじめとする主務官庁において、容器包装リサイクル法の2回目の施行状況の検証が行われ、2017年5月にその審議が終了しました。
今回の見直しでは、容器包装の3Rの推進、再商品化の改善、高度化への取り組み、主体間の連携・協働などが論点となりました。そうした中で、3R推進団体連絡会と3R活動推進フォーラム※では、容器包装の3R推進の一環として各主体のみなさまと連携・協働を進める目的で、全国各地で市民・自治体・事業者の意見交換のための交流セミナーを開催しています。
2017年度は、2016年度に続きこれまでの交流セミナーの講師のみなさまと専門的に意見交換を行う場として、エキスパートミーティングも併せて企画し、交流しました。
出席者からは、「他主体との意見交換で認識を新たにした」「日頃疑問に思っていることが理解できた」「機会を多く作って広くPRに努めていただきたい」などの感想をいただいています。

札幌市(交流セミナー) (2017年7月27日)

鳥取市(交流セミナー) (2017年11月29日)

仙台市(エキスパートミーティング) (2017年9月1日)

大阪市(エキスパートミーティング)
(2017年11月28日)