推進協議会では、３Ｒ推進団体連絡会の一員として、第３次PETボトルのリデュース目標「指定PETボトル全体で25％（2004年度比）軽量化」を設定しております。それにともない、主要17種についての個別目標値も設定し（3％～40％）、軽量化を推進しています。その結果、2017年度は全体で23.9％の軽量化を達成しました。
図１に指定PETボトル・主要17種の2020年度軽量化目標値と2017年度の実績を示しました。
第３次自主行動計画２年目の2017年度実績では、対象容器の主要17種のうち11種で昨年度比軽量化が進み※1、また5種で、2020年度軽量化目標値を達成しました。※2
今後も、さらなる軽量化に向けて努力を続けていきます。
※1 清涼飲料の耐熱500ml・1,500ml、耐圧1,500ml、無菌500ml・2,000ml、
酒類2,700ml・4,000ml、みりん1,000ml、しょうゆ500ml・1,000ml、
しょうゆ加工品500ml
※2 清涼飲料の耐熱500ml・1,500ml、無菌500ml、酒類4,000ml、
みりん1,000ml
PETボトルは、容器としての需要の広がりにともない、成形技術・充填技術の進展などにより、近年目覚ましい軽量化が実施されました。
PETボトルリサイクル推進協議会 調べ
※しょうゆ加工品の容器基準重量は、2008年重量とした。（第2次自主行動計画で軽量化目標値を設定）
図2に清涼飲料用PETボトルの出荷本数と、その原油採掘からボトル製造・供給に至る環境負荷の指標としてCO2排出量を経年で示しました。
PETボトルは、需要の伸びにともない出荷本数を増加させてきましたが、３Ｒ推進のための自主行動計画を定めて取り組みを開始した2004年度以降は、出荷本数の増大に比べCO2排出量の増大が抑制されているといえます（表２）。
これは、ボトルの軽量化をはじめとする省資源・省エネルギーの取り組みの効果が表れたものと考えます。
PETボトルリサイクル推進協議会 調べ
※環境負荷（CO2排出量）算出原単位を見直し全年度に適用しています。
そのため、各年度間の比率比較は前年度までと同様に扱えます。
