3.3R推進自主行動計画

容器包装リサイクル法に積極的に対応

事業者による3R推進に向けた行動計画

 推進協議会による3R推進のための第3次自主行動計画の実施状況を下表に示します。なお、数値目標に関しては、2020年度を目標年度とし、基準年度は2004年度としています。

3R推進団体連絡会としての
主体間の連携に資するための行動計画

詳しくは「推進協議会の取り組み」のP15をご参照ください。

表1 推進協議会の3R推進のための第3次自主行動計画の実施状況(2017年度)

3R

目標

進捗状況

Reduce
リデュース
(軽量化・薄肉化など)

新たな技術開発などを行い、主な容器サイズ・用途に個別の目標を定め、指定PETボトル全体で25%の軽量化(2004年度比)を目指す。

  • 2017年度のボトル重量調査を、推進協議会を構成する6団体に行った結果、2004年度に比べ、主要な容器サイズ・用途計17種すべてで3~36%の軽量化が進み、5種で目標を達成した。
    削減効果量は2017年度で181千トン、全体での軽量化率は23.9%と対前年比0.9ポイント伸長した。

Reuse
リユース

調査・研究の支援を行う。

  • P5参照

Recycle
リサイクル

リサイクル率85%以上を維持
(リサイクル率は回収・再資源化率を意味します)

  • リサイクル率84.8%。
  • 国内では298千トン、海外では201千トン、合計498千トンがリサイクルされ新たな製品に生まれ変わった。

リサイクル容易性の向上

  • キャップ、ラベルをできるだけ取り外し、簡易洗浄して分別排出することをホームページや広報誌などで自治体ならびに消費者へ広く啓発活動を行った。
  • 指定PETボトルの自主設計ガイドライン適合性調査を実施し、不適合ボトルの改善依頼を輸入、販売会社へ要請し、2017年度は、6件の回答を得た。

マテリアルフローの精度向上の調査・研究

  • 事業系回収量の捕捉精度向上を目指し、今年度は再商品化事業者439社、輸出業者62社からアンケートの回答を得た。事業系回収量336千トン、リサイクル量267千トンを確認した。
  • 使用済みPETボトルの輸出量は、財務省貿易統計値と(一財)日本環境衛生センターの調査から237千トンを確認した。

上記以外の主要な取り組み

広報活動の推進

  • 年次報告書2017を作成し、11月20日に記者発表を行い多数の新聞などに掲載され、高い関心と評価を受けた。
  • 広報誌「RING」は「資源循環とPETボトルリサイクルの今後」をテーマにVol.35を発刊した。
  • 2年に1度冊子で更新していた「PETボトル再利用品カタログ」をWebカタログ化した。
  • 「エコプロ2017」に出展し、情報提供および啓発活動を行った。
  • 市町村や各種展示会へ啓発ツールの提供などを行った(115件)。

主体間連携活動

  • 3R推進団体連絡会の一員として共同事業を実施した。
    容器包装3R推進フォーラムを中央区日本橋、3R連携市民セミナーを札幌市、仙台市、大阪市、鳥取市で開催した。
  • プラスチック容器包装リサイクル推進協議会の「PETボトル・プラスチック容器包装リサイクル市民・自治体・事業者の意見交換会」に参加し、郡山市、大分市で意見交換した。

国内外リサイクル技術に関する調査および情報発信

  • LCA手法によるリサイクル効果を年次報告書2017で公表した。
  • 2017年度中国・台湾PETボトルリサイクル技術調査を実施した。

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