6.Recycle(リサイクル)

(3)ボトルtoボトル対応ガイドラインを追加制定

2015 年5月22日付で指定PETボトルの自主設計ガイドラインを改定し、メカニカルリサイクルによるボトルtoボトル対応の評価基準を追加しました。
循環型社会形成推進基本法はリデュース・リユース・リサイクル・熱回収・適正処分の優先順位を明確にしています。生産者、販売者および輸入者はリデュースを最優先にPETボトルを市場に供給するために、自主行動計画で軽量化の目標を定め実施しています。この軽量化にともない内容物保存性や消費者への利便性確保のために、PET以外の機能性材料による多層、混合、コーティング技術などが開発されています。今回の改定は、このような新技術の発展も踏まえたうえで、さらに、PETボトルの国内循環利用を進めるために有用な高度なリサイクルであるボトルtoボトルを推進するため、従来のガイドラインに追加したものです。
国内ではメカニカルリサイクル材が2011年より飲料用ボトルに使用され、確実にその使用量が拡大してきています。本ガイドラインを通じて、リデュースを初めとする3Rを推進するための新規技術革新の芽をつぶすことなく、わが国の適切なPETボトルリサイクルを推進してまいります。
5月22日の改定以降、推進協議会内に対しては各委員会を通じて周知徹底するとともに、同日の推進協議会ホームページへの改定ガイドラインのアップ、7月9日の(公財)日本容器包装リサイクル協会のPETボトル再生事業者向け説明会の場を借りた改定ガイドラインの説明会開催など、外部への公開・広報などを取り進めました。
推進協議会に所属する事業者が本ガイドラインを遵守することは当然として、関係ステークホルダーの皆様のご理解・ご協力を得られることを願っています。

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