6.Recycle(リサイクル)

(2)国内向け再生PETフレーク利用量225千トンまで調査

ボトルtoボトル(BtoB)リサイクルが踊場

2014年度調査では、PETボトル(BtoBによる指定PETボトル)への利用が33.6千トンと、対前年で6.7千トンの調査量減になりました。メカニカルリサイクルでのボトル用途は微増となったものの、ケミカルリサイクル製品の一部が他の用途に使用されたことなどから、2014年度においては、BtoBリサイクルが一時的に後退とも取れるような状況が生まれました。
しかしながら、直近では、新規メカニカルリサイクル設備がすでに稼働しBtoB用途に使用されていると想定されていることから、来年度の調査では、BtoBリサイクルの新たな伸長が見込まれます。

国内での具体的製品別フレーク使用量を調査

PETボトルが、国内で具体的に何にどれだけ使用されているかを、2008年より継続して調査しています。各用途別の調査量を、PETボトル(BtoB)、シート、繊維、成形品、その他の製品形態群でくくり、2013年度の使用量とともに表3に示しました。
PETボトルは、前年よりも6.7千トンの使用量減となりましたが、食品用トレイに続き、自動車・鉄道関連とともに、すでに主要な再生P E Tフレークの用途となっています。

表3. 2014年度具体的製品例と使用量(調査結果)

(単位:千トン)

図:表3 2014年度具体的製品例と使用量(調査結果)

図9. 2014年度PETボトルの回収/再商品化の流れ

図:図9 2014年度PETボトルの回収/再商品化の流れ

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PETボトルリサイクル推進協議会 調べ

※ 国内利用推定量271.1千トンに対し、用途別使用調査量は225.2千トンでカバー率は83.1%です。

※ 端数処理のため、数値が合わない場合があります。

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