5.Reuse(リユース)

高度なリサイクル ボトルtoボトルへの取り組み

リユースが困難なPETボトル

(1)安全性の問題

リターナブルPETボトルは予期せぬ汚染(悪意はなくとも飲用済みPETボトルを農薬など、人体にとっての危害物質の一時保管に用いることなど)があった場合、PETボトルに吸着された汚染物質を現在の洗浄技術・検査技術で100%除去することは困難です。

(出典)食品衛生学会誌Vol.52, No.2

(2)環境負荷の問題

リターナブルPETボトルは、空ボトルの回収率が90%以上で、販売拠点から工場までの返送距離が100km未満という非常に限られた条件下でのみ、ワンウェイPETボトルより環境負荷が小さくなります。

(出典)環境省「ペットボトルを始めとした容器包装のリユース・デポジット等の循環的な利用に関する研究会」中間取りまとめ2009年8月

ボトルからボトルへ

PETボトルはリユースには適しませんが、食品グレードへの再生利用に必要な高度な安全性(不純物除去能力)があることを認定された設備を用いたボトルtoボトルが本格化し、P8に記載のように増加しています。
化学的再生法(ケミカルリサイクル)と物理的再生法(メカニカルリサイクル)があります。

※厚生労働省「食品用器具及び容器包装における再生プラスチック材料の使用に関する指針(ガイドライン)」、内閣府食品安全委員会、米国FDA(食品医薬品局)

ケミカルリサイクル商品例

ケミカルリサイクル
商品例

画像:メカニカルリサイクル商品例

メカニカルリサイクル
商品例

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