第2次自主行動計画（2011～2015年度の5年間）

推進協議会では、3R推進団体連絡会の一員として、第2次PETボトルのリデュース目標「指定PETボトル全体で13％（2004年度比）軽量化」を設定し、その後2013年11月に15％へ上方修正しました。それにともない、主要17種についての個別目標値も修正し（2014年3月 3％～35％）、軽量化を推進しています。その結果、2013年度は全体で14.1％の軽量化を達成しました。

2013年度主要サイズ・用途別軽量化実績

図1に指定PETボトル・主要17種の2015年度軽量化目標値（修正値）と2013年度の実績を示しました。これら主要17種の合計量は2013年度の販売PETボトル総重量の67％以上を占めています。
第2次自主行動計画3年目の2013年度実績では、対象容器の主要17種のうち12種で昨年度比軽量化が進み、また8種で修正後の2015年度軽量化目標を達成しました（清涼飲料の耐熱350ml・2,000ml、耐圧500ml・1,500ml、酒類のみりん1,800ml、しょうゆ500ml、しょうゆ加工品500ml・1,000ml）。
今後も、さらなる軽量化に向けて努力を続けていきます。

軽量化事例

PETボトルは、容器としての需要の広がりにともない、成形技術・充填技術の進展などにより、近年目覚ましい軽量化が実施されました。

軽量化事例

図1 サイズ・用途別PETボトル軽量化目標と実績（2013年度）

環境負荷増大の抑制について

図2に、清涼飲料用PETボトルの本数と、その原油採掘からボトル製造・供給に至る環境負荷の指標としてのCO₂排出量を経年で示しました。
PETボトルは、需要の伸びにともない出荷本数を増加させてきましたが、3R推進のための自主行動計画を定めて取り組みを開始した2004年度以降は、出荷本数の増大に比べCO₂排出量の増大が抑制されているといえます。
これは、ボトルの軽量化を始め、省資源・省エネルギーの取り組みの効果が表れたものと考えます。

表2 2012年と基準年（2004年）との負荷比較

図2 清涼飲料用PETボトルの出荷本数と、その環境負荷（CO₂排出量）の推移