
- 1.国内のPETボトルのリサイクルシステムは、市民の分別排出から始まっている。
回収、リサイクル、再生利用への流れを定量的に把握し、情報公開する。
- 2.3R推進団体連絡会の方針・目標をもとに、PETボトルリサイクル推進協議会の活動計画を以下の各委員会にテーマを展開して推進する。

総務・企画委員会
リデュース
主用途別17種(P4参照)のPETボトルに関して、重量調査に基づき、リデュース率を算定し、傾向解析を行う。
消費者・自治体との連携
3R推進団体連絡会およびプラスチック容器包装リサイクル推進協議会と共同して、市民・自治体との意見交換会を進め、主体間の相互理解と連携の深化・促進を図る。
法制度
容器包装リサイクル法(以下、容リ法)見直しにともなう諸問題を検討し、“関係団体ヒアリング”での発言のベースとなるよう「提言書」を整理する。
基盤整備
有償化が定着した廃PETボトルの再生材料の市況変動に柔軟に対応すべく立ち上げられた日本容器包装リサイクル協会主催の「入札制度検討会」に積極的に関わり、入札制度のみならず、リサイクルの安定化のために必要な諸課題についても広く検討する。
回収・再利用促進委員会
マテリアルフロー
使用済みPETボトルは、回収形態および再利用先が国内外であることなど、複雑な流れで再商品化市場を形成している。
そのマテリアルフローを確認するため、以下の事業を行う。
■回収量・輸出量・リサイクル量調査の強化
- ●使用済みPETボトルの回収量、輸出量、リサイクル量実態の捕捉精度向上のための調査活動を行う。
- ●PETボトルリサイクル推奨マーク認定品を中心とした、PETボトル再生品の利用促進に向けた活動を行う。
■リサイクルに関する分かりやすい公開内容の検討
- ●年次報告書およびホームページでの掲載内容に反映させる。
広報委員会
年次報告書
- ●今年度もさらにわかりやすい年次報告書を目指して取り組む。
- ●委員会情報を的確に反映させるため、紙面の作成担当を各委員会で分担して紙面作成する。
- ●推進協議会の取り組みを広報するため、例年通り年次報告書の記者説明会を実施する。
RING・ホームページ
- ●推進協議会の活動全般について、タイムリーに発信し情報発信力を高めていくことを主体に取り組む。
- ●推進協議会の広報ツールを電子系重視の方向への転換を検討する。
- ●広報誌「RING」Vol.31を4月に冊子を発行する。特集記事は経済産業省、農林水産省、環境省へのインタビューを行う。
展示会・ポスター・環境学習
- ●エコプロダクツ2013に出展する。また、外部からの情報提供依頼などに適切に対応する。
- ●PETボトル再利用品カタログを更新する。
技術検討委員会
自主設計ガイドライン遵守
ガイドライン不適合ボトルの調査および事業者への改善要請を行う。継続してガイドライン適合性の新規申請受付を行う。
自主設計ガイドライン改定(ボトルtoボトル対応)
飲料ボトルへの再生利用用途に関する評価基準を追加し、ガイドラインの改定を図る。
国内外のリサイクル技術に関する調査および情報発信
韓国のリサイクル協会(KOPRA)との定期会議と韓国リサイクル状況視察を行う。