2.3R推進自主行動計画

容器包装リサイクル法に積極的に対応

事業者による3R推進に向けた第2次自主行動計画

推進協議会による3R推進のための第2次自主行動計画の実施状況を下表に示します。なお、数値目標に関しては、2015年度を目標年次とし、基準年次は2004年度とします。

3R推進団体連絡会としての主体間の連携に資する取り組み

詳しくはP15の「3R推進団体連絡会としての取り組み」参照。

表1  推進協議会の3R推進のための第2次自主行動計画の実施状況(2012年4月~2013年3月)

3R

目標

進捗状況

Reduce
リデュース
(軽量化・薄肉化等)

新たな技術開発などを行い、主な容器サイズ・用途に個別の目標を定め、指定PETボトル全体で10%の軽量化(2004年度比)を目指す。

  • 2012年度のボトル重量調査を、推進協議会を構成する5団体に行った結果、2004年度に比べ、主要な容器サイズ・用途別17種すべてで0.1 ~ 30%の軽量化が進み、12種で個別目標を達成した。削減効果量は2012年度で85千トン、全体での軽量化は13%。

(参考実績)2004年度以前の実績

2,000ml耐熱ボトル:過去20年間で26%軽量化
1,500耐熱ボトル:過去20年間で35%軽量化
500ml耐熱ボトル:過去8年間で19%軽量化

Reuse
リユース

リユース領域に近い食品・飲料容器へのリサイクル(ボトルへの再生利用)に関する調査・研究の支援を行う。

  • 厚生労働省より「食品用器具及び容器包装における再生プラスチック材料の使用に関する食品衛生指針」が食品安全部長通達された。再生プラスチックを食品用途に使用する際の指針と安全性の照会制度が示された。メカニカルリサイクルBtoBが着実に拡大している。

Recycle
リサイクル

リサイクル率85%以上
(リサイクル率は回収・再資源化率を意味します。)

  • リサイクル率85.0%を達成した。
  • 事業系ボトルの回収量は、2012年度におけるアンケート調査を行い、再商品化事業者など575社から回答を得て、228千トンを確認した。
  • 使用済みPETボトルの輸出量については、財務省貿易統計値と推進協議会の調査から308千トンと推定した。

リサイクル容易性の向上

  • キャップ、ラベルをできるだけ取り外し、簡易洗浄して分別排出することをホームページや広報誌などで自治体ならびに消費者へ広く啓発活動を行った
  • P店舗販売されるボトルの自主設計ガイドライン適合性調査を実施し、不適合ボトルの改善依頼を輸入、販売会社へ要請しました。
    2012年度は、1社2銘柄の輸入ミネラルウォーター、1社のワイン、マッコリで改善を行う旨の回答を得た

多様な回収方式の調査・研究

  • 事業系回収量の把握率アップを目指し、廃プラスチック中間処理業者に加え、プラスチックリサイクル事業者への調査ヒヤリングを強化した結果、PETボトル取り扱いの可能性のある事業者112社が判明した。

上記以外の 主要な取り組み

広報活動の推進

  • 年次報告書2012年度版を作成し、11月27日に記者発表を行い多数の新聞などに掲載され、高い関心と評価を受けた。
  • 広報誌R I NGは「再利用品市場の拡大に向けて」、「主管3省に関連業界への提言を聞く」をテーマに30、31号を発刊した。
  • 「エコプロダクツ2012」に出展し、情報提供および啓発活動を行った。
  • 市町村や各種展示会へ啓発ツールの提供などを行った(36市町村・学校)。
  • ホームページに在日外国人向けに「分別排出にご協力ください」の英・中・韓の翻訳版を新設した。

調査・研究活動

  • 3R推進団体連絡会の一員として共同事業を実施した。容器包装3R推進フォーラムを仙台、3R連携市民セミナーを札幌で開催した。
  • ベトナム・ハノイ開催の「アジア3R推進フォーラム」に環境省廃棄物・リサ イクル対策部の要請を受け参加した。日本の容器包装リサイクル法に基づく役割分担と主体間の連携について講演し、有価資源への可能性についてアピールした。

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