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Section8 リサイクル統計

Section8 リサイクル統計
Q8-1

日本全国でPETボトルはどれくらい使用され、回収されていますか?

A:

2015年度の指定PETボトル(飲料、特定調味料)の販売量は563千トンです。
2015年度の指定PETボトルの回収が確認された量(キャップ・ラベル・異物を含む)は、市町村分別適合物量が281千トン、事業系ボトル回収量(アンケートにおける回収量)が220千トンで、回収量の合計は501千トンです。

詳細は 統計データ>回収率推移など 参照
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Q8-2

リサイクルに回らないで、捨てられているPETボトルの量は?

A:

当推進協議会は2015年度の指定PETボトル販売量563千トンに対するキャップ・ラベル・異物を除くPETボトル本体のリサイクル量(率)を489千トン(86.9%)と推計しました。従って、残る74千トン(13.1%)が補足できていない量となります。この74千トンの中にリサイクルに回らないで捨てられているPETボトルが含まれていますが、詳細は不明です。
今後も、補足できていない使用済みPETボトルについて、取扱い事業者の調査ヒアリングの一層の強化等を行い、補足精度の向上に努めていきます。

詳細は 統計データ>リサイクル率の算出 参照
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Q8-3

使用済みPETボトルは何処にどれだけ輸出されているのでしょうか?

A:

2015年1月より新設された財務省貿易統計輸出統計品目表第39類「プラスチック及びその製品」の第15項「プラスチックのくず」で、2006年1月より「ポリエチレンテレフタレートのもの(3915.90.100)」として一くくりとなっていたPETくずが、「フレーク状のもの(3915.90.110)と「その他のもの(3910.90.190)」に細分化されたことから、使用済みPETボトル由来のフレーク輸出量が把握可能となり、263千トンでした。そのうち254千トン(96%)が香港を含む中国向けとなっています。
また、使用済みPETボトル由来のベール輸出量については、バーゼル法輸出入規制事前相談結果集計における一般財団法人日本環境衛生センターの「PETスクラップ輸出量」から把握でき、8千トンでした。
よって、使用済みPETボトル輸出量の合計は271千トンです。

PETくずの輸出の推移は 年次報告書2015>図8 PETくず輸出量(暦年)推移 参照
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Q8-4

「円滑な引渡し」が容リ法の基本方針に追加された効果は?

A:

2006年、市町村が分別収集する使用済みPETボトルの安易な輸出を抑制する目的で、改正容リ法の基本方針に円滑な引渡しに関する事項が追加され、その後は市町村から公益財団法人日本容器包装リサイクル協会(以下、指定法人)へのPETボトル引渡し量は増加してきました。
ところが、2014年は、市町村の指定法人へのPETボトル引渡し量は193千トンと前年より7.2千トンの減少に転じ、2015年度はさらに減少し、192千トンになりました。指定法人は2015年に市町村・一部組合あて「PETボトル分別基準適合物の円滑な引き渡しのお願い」を発信しましたが、市町村の独自処理比率は31.7%と未だに高い比率です。
国内循環促進の観点から、市町村の指定法人への円滑な引き渡しにご協力をお願いします。

詳細は 年次報告書2015>図6 指定法人引き渡し量および独自処理量の推移 参照
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Q8-5

事業系回収量はどのようにして把握したのですか?

A:

当推進協議会は2001年度から使用済みPETボトルのうち市町村分別収集以外でリサイクルされた事業系ボトル回収量について独自に調査を進めてきました。この調査により、使用済みPETボトルを粉砕し再商品化を行う事業者を対象とし、回収品の受け入れ量をアンケート調査により計測しています。
2015年度は、再商品化事業者など374社から回答を得て、220千トンを確認しました。
しかし、アンケート調査に回答頂けない事業者もあり、引き続き捕捉向上、精度アップのための活動を続けていきます。

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Q8-6

指定PETボトル樹脂生産量、指定PETボトル販売量、市町村分別収集量、事業系ボトル回収量など、用語の意味を教えてください?

A:

(1)

指定PETボトル樹脂生産量
PETボトル協議会が調査した指定PETボトル(清涼飲料、しょうゆ、酒類、乳飲料など)の樹脂生産量です。数字は歴年ベース(1月~12月)です。輸入樹脂を含み、輸入製品は含みません。

(2)

PETボトル販売量
PETボトルリサイクル推進協議会が調査した指定PETボトル製品(清涼飲料、しょうゆ、酒類、乳飲料など)のボトル販売量です。数字は年度ベース(4月~翌年3月)です。国内製品販売量と輸入製品販売量の合計です。

(3)

市町村分別収集量
容リ法に基づき市町村が消費者から分別収集する使用済み指定PETボトルの量で、環境省が公表します。指定法人ルートと市町村独自ルートの両者が含まれます。数字は年度ベース(4月~翌年3月)です。

(4)

事業系ボトル回収量
PETボトルリサイクル推進協議会が調査した家庭以外からの収集、即ち市町村分別収集以外のスーパー、コンビ二、鉄道会社など、事業者等から排出・回収されるPETボトルをいいます。事業系ボトル回収量には製造段階での成形ロス分は除かれています。

(5)

リサイクル量
回収量がキャップ・ラベル・異物を含む回収時点での量であるのに対し、リサイクル量はキャップ・ラベル・異物を含まない回収されたボトル本体が再資源化された量(フレーク、ペレットなど)を指します。再生フレークは海外で繊維などに再利用されることが多く、リサイクル量はPETボトルリサイクルの全貌把握を目的に、国内向け・海外向けを合計した量としています。

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Q8-7

指定PETボトルのリサイクル率の値は?

A:

2015年度のリサイクル率は86.9%と推計しました。
計算は分子をリサイクル量(国内際資源化量+海外資源化量)とし、分母を指定PETボトル販売量として算出しています。

詳細は 統計データ>リサイクル率の算出 参照
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Q8-8

従来指標の回収率と新指標リサイクル率は連動しているのですか?

A:

連動していません。
従来指標の回収率は分子を確認された回収量(キャップ・ラベル・異物を含む)とし、分母をボトル販売量としています。
新指標リサイクル率は分子に国内再資源化量(キャップ・ラベル・異物を除く)と海外再資源化量(貿易統計のPETくずの量からの推計値)の合計量を用い、分母をボトル販売量としています。
従来指標の回収率と新指標リサイクル率は分子の捕え方が異なるので、従来の回収率とリサイクル率は別々の指標です。

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Q8-9

リサイクル指標の改定を、なぜおこなったのですか?

A:

当推進協議会では2011年度より、リサイクル指標を従来の回収率からリサイクル率に改訂しました。
従来の回収率は分子を「キャップ・ラベル・異物を含めた量」としていたため、純粋にPETボトルだけの回収率ではないという矛盾がありました。また、使用済みPETボトルが有価物(商品)として取り扱われ、ルートが多様化し、回収実態の把握も困難になっています。加えて、輸出の増加により、国内再資源化量に海外再資源化量を合計しないと、リサイクルの全貌が見えないという基本的な問題も生じました。幸い、財務省貿易統計によりPETくずの輸出についてデータが得られる様になりました。
この様な事情を背景に、当推進協議会は、リサイクル指標を分子を「キャップ・ラベル・異物を含めた」回収率ではなく、分子を「国内・海外での再資源化量の合計」とするリサイクル率に改定し、PETボトルリサイクルの全貌把握に努めてまいります。なお、回収率もリサイクル率も、分母は「指定PETボトル販売量」で変更はありません。
第2次自主行動計画では、使用済みPETボトルの再資源化量をより実態に即して把握し、指標を回収率からリサイクル率に変更、「リサイクル率85%以上の維持」を目標に挙げています。

リサイクル指標改定の概要は 3Rの取り組み>リサイクルの進捗>1.はじめに>5.リサイクル指標の改定 参照
リサイクル率への改訂の詳細は 年次報告書2012>2.2011年度の使用済みPETボトルのリサイクル 参照
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Q8-10

日本のPETボトルリサイクルは、世界最高水準といえるのでしょうか?

A:

PETボトルのリサイクルの本格的取組は1995年の容リ法施行後20年以上が経ちます。
この間におけるリサイクル率の伸びはめざましく、国際的な見地から見ても最高水準に達しており、十分評価していただけるレベルに達したと考えます。
今後におきましては、消費者・市町村・関係省庁および関係団体のご協力を得て、さらにリサイクル率向上を推進してゆきます。

回収率の推移は 統計データ>回収率推移など 参照
外国との比較は 統計データ>日米欧のリサイクル状況比較 参照
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Q8-11

日本よりリサイクル率や回収率の高い国等はありますか?

A:

リサイクル率・回収率については、欧州はPETCORE(PET Container Recycling Europe)が、米国はNAPCOR(National Association for PET Container Resources)が、日本はPETボトルリサイクル推進協議会が、各々異なる方式で算出しています。従って、ここでは、参考地扱いとして、数値だけを単純に比較してみます。
リサイクル率は、2015年の欧州全体のリサイクル率(回収量から輸出量を差し引き、輸入量を加えて算出)が41.2%、米国のリサイクル率(輸出量を含めて算出)が21.7%です。
日本が輸出量を含めると86.9%であり、欧米に比較して高いレベルにあるといえます。なお、欧州の国別リサイクル率のデータは公表されていません。
回収率は、2015年のPETCOREの国別データではノルウェイが92.9%、ドイツが91.9%、スイスが88.6%と、日本の従来の回収率92.4%よりも高い国もあります。ちなみに欧州全体の回収率は59.1%、米国の回収率は30.1%です。

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