2016年度調査では、ボトルtoボトルによる指定PETボトルへの利用が57.5千トンと、対前年度比で20.3千トンの利用量増となりました。
ボトルtoボトル向けメカニカルリサイクル設備の処理能力の増加が報告されていることから、循環型リサイクルであるボトルtoボトルのさらなる伸長が見込まれます。
PETボトルが、国内で具体的に何にどれだけ使用されているかを、2008年度より継続して調査しています。各用途別の調査量を、PETボトル(ボトルtoボトル)、シート、繊維、成形品、その他の製品形態群でくくり、2016年度の使用量とともに表3に示しました。
PETボトル(ボトルtoボトル)の利用量は上述のとおり対前年度比で54.5%の伸び、シート用途でも食品用トレイが牽引して110.4千トンと対前年度比で5.7千トン増加し、5.4%伸びました。
繊維用途の利用量は65.8千トンと対前年度比で12.7千トンの減少、16.2%低下となりました。しかし、引き続きPETボトル、シートとともに再生PET樹脂の主要な用途となっています。
(単位:千トン)
※ 端数処理のため、数値が合わない場合があります。
PETボトルリサイクル推進協議会 調べ
※ 国内利用推定量279.2千トンに対し、用途別利用調査量は239.2千トンでカバー率は85.7%です。
※ 端数処理のため、数値が合わない場合があります。