HOME > もっと詳しく知る > ボトルtoボトル

印刷する

ボトルtoボトル

ボトルtoボトル(BtoB)とは

食品用の使用済みPETボトルを原料化(リサイクル)し、新たな食品用PETボトルに再利用することをボトルtoボトルと言います。(注:同じボトルを再使用(リユース)する、いわゆるリターナブルPETボトルは含みません。)
日本で実用化されているボトルtoボトルにはケミカルリサイクル(化学的再生法)とメカニカルリサイクル(物理的再生法)があります。
どちらも、使用済みPETボトルから再生フレークをつくるまでは従来のマテリアルリサイクルと同じです。その後、2つの再生法に分かれます。

・・・食品用とはPETボトルのリサイクルに支障のない内容物(飲料・特定調味料など)が充填された場合を指します。

1. ケミカルリサイクル(化学的再生法)

化学分解により中間原料に戻した上で再重合する方法で、新たなPET樹脂をつくります。

1.ケミカルリサイクル(化学的再生法)

2. メカニカルリサイクル(物理的再生法)

高洗浄による異物の除去や高温下での除染などの物理的処理を経てペレット化する方法で、食品用のPETボトルの原料をつくります。

2.メカニカルリサイクル(物理的再生法)

最終的にプリフォームからボトルをつくる工程は通常のPETボトルの製造工程と変わりません。

食品容器としての安全衛生性

ケミカルリサイクル(化学的再生法)によるボトルtoボトルは日本で始まった再生法で、2004年9月に内閣府食品安全委員会にて(株)ペットリバース(現ペットリファインテクノロジー(株))のアイエス法について再生PET樹脂の食品に直接接する用途への使用が認められました。
メカニカルリサイクル(物理的再生法)によるボトルtoボトルは海外で始まった再生法で、既に欧米では食品用途に再生する装置・工程を米国FDA(食品医薬品局)等による安全衛生性の承認を受けていましたが、日本でも、2012年4月に厚生労働省より「食品用器具及び容器包装における再生プラスチック材料の使用に関する指針(ガイドライン)について」が通知されました。

PETボトルQ&A>Section6 ボトルtoボトル

関連資料・文書など>「食品用器具及び容器包装における再生プラスチック材料の使用に関する指針(ガイドライン)について」厚生労働省医薬食品局食品安全部長(2012.4.27)

ボトルtoボトル対応ガイドライン制定

2015年5月、PETボトルリサイクル推進協議会は、指定PETボトルの自主設計ガイドラインを改定し、メカニカルリサイクルによるボトルtoボトル対応の評価基準を追加しました。さらに、2016年3月、ガイドライン全体の見直しを実施し、ボトル材料評価基準とBtoB評価基準を付属書1に統合しました。
近年、PETボトルの軽量化の推進は目覚しいものがありますが、反面、軽量化にともない内容物保存性や消費者への利便性確保のために、PET以外の機能性材料による多層、混合、コーティング技術などが開発されています。今回の改定は、このような新技術の発展も踏まえたうえで、さらに、PETボトルの国内循環利用を進めるために有用な高度なリサイクルであるボトルtoボトルを推進するため、従来のガイドラインに追加したものです。

PETボトルリサイクル推進協議会はPETボトルのリサイクルが円滑に行われる様、1992年にボトル製造等についての自主設計ガイドラインを策定し、その後、何度かの改定を経てPETボトル本体(着色ボトルは不可など)、ラベル等(易剥離など)、キャップ(材質指定など)についてのガイドラインを運用し、一定の成果をあげてきました。
しかしながら、従来の自主設計ガドラインはカスケードリサイクル(元の状態より品質・物性等の劣化を伴う)である繊維・シート・成形品などへのマテリアルリサイクルを前提としてきたため、新たなメカニカルリサイクルBtoB(PETボトルに必要な品質・物性等を維持する)に対応する内容を盛り込んだものへと改定することが喫緊の課題となっていました。

法律・ガイドライン>PETボトル自主設計ガイドライン

法律・ガイドライン>自主設計ガイドラインの変遷

ページの先頭へ